【アドラー教科書】(19) 学校教育への応用
2024年8月20日(火)
1. 導入:よく生きるための科学
1.2 アドラー心理学の応用領域
(4) 学校教育への応用
学校は、知識と技能を教科という形で学ぶだけではなく、学校の中で、共同して生きていく能力、対人関係を形成する能力、自律的に努力していく能力を訓練する場としても機能を持っています。教科の内容を学ぶだけであれば、学校以外の環境でもできます。共同して生きていく能力は共同体の中でしか伸ばすことができません。しかし、一方で、学校というシステムの中では、いじめや差別、過当な競争による相互不信などの問題が起こっていることも事実です。
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