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【本】工藤勇一『学校の「当たり前」をやめた。』:学校の慣習を本来の目的から見直し改革する
木曜日はお勧めの本を紹介しています。
今回は、工藤勇一『学校の「当たり前」をやめた。』(時事通信社, 2018)を取り上げます。
■要約
学校は、子どもが社会の中でよりよく生きていけるようになるためにある。そのためには自律する力を身につける必要がある。しかし、今の学校は慣習化された手段(宿題、定期考査、固定担任制、運動会のクラス対抗、生徒指導)が目的になってしまっている。これらを変えていくことが必要だ。
■ポイント
定期考査は一夜漬けで済ませるという弊害もある。それをやめて、単元ごとのテストを実施する。単元テストは再チャレンジすることができる。理解できていない部分を確認して復習することが目的だから。さらに出題範囲の示されない実力テストを3回から5回に増やした。
通知表の評定は相対評価ではなく絶対評価にする。全員に「5」がついても問題ない。
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