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【本】J. J. フロウ・A. C. パークス編『ポジティブ心理学を味わう』:実際に使えるワークが満載

木曜日はお勧めの本を紹介しています。今回はこの本を取り上げます。

J. J. フロウ・A. C. パークス編『ポジティブ心理学を味わう』(北大路書房, 2017)

■要約

大学でポジティブ心理学を教えるところが増えている。しかし、まだ決定版といえるテキストがない。そこで授業で実際に使える活動を記述したトピックを集めたこの本が役に立つだろう。ポジティブ心理学を教えようとする人はこの本から興味深いトピックを選んで実施すれば良い。またポジティブ心理学を学びたいという人も同様に自分の興味のあるトピックを選んで、そのワークを自分でやってみれば、体験としてどういうものなのかが理解できるだろう。

■ポイント

第1部は「概念を経験から理解する」である。そこで取り上げられているのは、勇気、謙虚、強み、ユーダイモニア(充足的幸福)、仕事、文化とアイデンティティ、目的、スピリチュアリティである。

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