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いちどきりだったこの夏の感情とは。~新潮文庫夏の100冊2024
新潮文庫の夏の100冊。
1976年から毎年夏休みの時期に開催されている文庫フェア。
今年は82冊既読と微妙な数字。
他の興味のある本を優先して読んだため、しおりもゲットできず終わってしまった。
毎年入り続けてる三島由紀夫の『金閣寺』。
人によっては青春小説、恋愛小説と解釈するらしい(相手は人間でないのがまたいい)。
私個人としては犯罪小説かな。
言うまでもなく放火は犯罪で、いかにしてその行為に至ったのかが描かれていると感じた。
実際に京都で金閣を見たとき、ずっとそばで見ていたら破壊して自分のものにしたくなる気持ちは理解できる気が一瞬した。
燃え上がる美しい楼閣への倒錯した愛情。
(その場面を描いた「金閣炎上」という日本画もある)
しかし放火で焼失した金閣は現在のように総金箔ではなく戦争の影響もあってどちらかというとみすぼらしかったらしい。
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