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9月に似合うこぎん模様。

別のところで、月別に似合うこぎん模様を紹介する記事を書いていたのですが。とびとびになっていて紹介しきれていない月もありました。
noteでは毎月紹介していこうと…思います。

9月といえば敬老の日があります。
そこで「長寿」にかかわるこぎん模様を紹介したいと思います。

長寿といえば亀甲。亀は万年ということで説明は不要かと思います(実際に万年生きるわけではもちろんないけど。家の前で車に轢かれて死んだカメ見たことあるし)。

文字通り亀の甲羅をかたどった伝統模様。こぎん刺しは布目の数を数えて刺していくのに、よくここまでこの形ができたなと思います。

こぎん模様「亀甲」

なお、こぎん刺しは1目、3目、5目など奇数の目数(布の織り目の数のこと)を数えて刺しますが、この亀甲は2目など偶数の単位です。他には「うろこ形」なども偶数のことが多いです。
青森県の東側の南部地域で行われていた「菱刺し」は偶数の目数を数えるので、菱刺し由来の模様は偶数になるのもあるかもしれません。

トップ画像の亀甲模様を使ったこぎんウサギ。秋草? と。

他に長寿を表す模様としては「てこなこ(蝶)」もあります。
蝶には不老長寿、転生の意味があります。
こぎん模様の「てこなこ」は虫っぽさがないので苦手な人にも安心!? です。
私も蝶は嫌いです。なんならヘビやゴキブリよりも嫌いです…

囲みのバリエーションなどでいろいろあります。

その、てこなこをつかったのかこちら。春のイメージですが、鮮やかながら落ち着いた色合いで敬老の日のギフトにもいいですよ。

「てこなこ」を使ったこぎんクマ「春の蝶」。

https://www.iichi.com/listing/item/2507933

オーダーや商品選びの参考になれば幸いです。



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こひろ@こぎん刺しのテディベア作家kogin*bear style
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