基本の技法や模様がわかる、こぎん刺しの本。
私がこぎん刺しをはじめた頃は今ほどブームでなく、独学だったのでひとつずつ調べながらやってました。
最初はオリムパスのキットからはじめて、ネットで本を探して、そこの問い合わせ先に材料はどこで買えるかを質問して。
そこで材料と本を見つけて…みたいな流れで覚えていきました。
今は情報もキットも豊富だけど、むしろ基本的なことを知りたいとき何を見ればいいのかわからない、という状態かもしれないので、参考になる本をまとめておきます。
■布芸展『こぎん刺しの本』(文化出版局 2009年)
基本的な技法や図案が載ってる。方眼で図案化されているので、初めての人にも使いやすい(目の数え方を慣れるまで練習は必要だが)。
本を見ながらバッグやくるみボタンなどの小物を作れる。
■弘前こぎん研究所監修『津軽こぎん刺し 技法と図案集』(誠文堂新光社 2013年)
こぎん刺しの基本的な模様が一番豊富に収録されている。
起こした図案はないが、写真を見ながらさせるなら図案集として使える。
遊びにいった先の本屋で偶然出会い、(結構厚いし、2800円+税とそこそこの値段なので)買うのを悩んだが購入。
むしろこの内容で2800円ならお買い得です…!
番外編。
■ハンナ・ジョイ・サワダ/北原かな子編訳『日本語と英語で読む津軽学入門』(弘前大学出版会 2009年)
(品切れ・重版未定とあるので古書で買うしかないらしい。
リクエスト出したら重版されるのか?)
こぎん刺しや津軽塗だけでなく、弘前藩政や白神山地まで、津軽の文化や風土について英語と日本語で説明した本。
弘前大学で留学生向けの教科書として使われていたそう。
「地元のことを英語で説明したい!」というとき役立つ本。
11/28に、自由が丘青熊書店さまでこぎん刺しワークショップを行います。
初めてでもわかりやすいこぎん図案を使っています。
私自身が経験でつまずきやすいところをわかりやすくしました。
そんなお話もできたらと考えています。
参加お待ちしております。