本格読書開始! #リカレント
風邪はなおってきた
大事ではなかったけども、先週の体調不良が嘘のようだ
早めの受診は正解だった!!
風邪気味でおとなしくしていた間の予告本はこちら
じっくり読み進めることにした!
共同親権の文字はタイトルにはないけども、これは、まさに共同親権社会に向かう道しるべである
じっくり読むって、どう読むかって、まず、総ページ数の確認、目次の読み込み、4部構成で各部の各章をチェックするだけで、本の構成を確認し、毎日15頁ずつでも根気よく読み進めたいな~と(←こうやって、自分にプレッシャーをかける
読み物本というよりは、学術書?しかし、実務家向け、分厚い、難しい、高い!?
でも、すらすらと読み進めながら、感動して震える
何に感動するって、世界が法改正を実現しながらも試行錯誤、努力を続ける共同親権社会に、日本固有の文化や歴史を踏まえてどうたどり着くのか、知恵を絞っていく産みの苦しみが表現されているのだ
2011年の法改正は、民法760条の改正にとどまり、せいぜい共同養育の小さな扉を開けたにすぎなかった
全然改善されないから、また、国賠提訴の報道もある
子の連れ去り規制が未整備であることの違憲を問う
それって、要は共同親権制のこと?!
共同親権か単独親権かって、親権者がパパかママかからパパもママもになるっていうそういう浅い話なわけがない!!!
そういうことだけど、そういうことにするための深い深い手厚い配慮こそ充実されなければならなくって、その議論が、もう始まっていることを知ることができる
家事事件リカレント講座
まさにそのタイトルで、すでに2年前に実施された講座をベースにした解説から始まる
家事事件における手続保障というキーワードから導入していくのは、一般向けでは難しいかもしれない
司法試験時代の民事訴訟の学びを彷彿させるやや硬めだが、あんなに民訴に苦労しつつも、民訴でヤマが当たってギリギリ合格を果たした者としては、今となっては、家事事件の実務の課題にどう向き合っているのか、うなづきながら読み進めていく
そうした基礎理論に続く子の監護関連事件実務における基本的視座
そして、やはり答えにたどりつく
やっぱりね
きちんと言及されているのである
・・・現行民法における問題の所在は、第一に、離婚後の親権者についての単親権制度・・・実務上の経験から、離婚要件として一切の例外を認められない単独親権制度は、離婚事件における親権者の争奪戦に陥る危険性をもち、紛争の高葛藤化の原因となる可能性を否定できない。さらに、本質的問題は、全ての父母について単独親権を強制する制度自体が、父母の共同養育責務及び権能を前提にした制度理念を普遍的原理として肯定できるならば、その普遍的原理との適合性を考えるべきであろう。実務上出会う父母共に親権者としての適格性のある事案、双方が共同親権を希望する場合に遭遇した時の裁判官の判断はいかにあるべきか問題は解決されていない。
著者リストを眺めてみれば、この書がどう位置づくかがよくわかる
明日の家裁を予言しているともいえるのである
共同親権社会における家事司法の役割が見えてくるのである
明日も読み進めていくのが楽しみである