議事録ウォッチ休憩中の感謝
議事録ウォッチシリーズは、ちょうど休憩となっていたので、私も休憩を挟むことにした
今週は、差別論についてマニアックに検討することに始まる一週間だったのだけど、珍しく、毎日期日しかも、本庁からのハシゴや都外出張も重なる忙しさで
ほぼ全日、親権・養育環境が問題になっている事件ばかり・・・超専門家!
noteのご縁あってインタビューを受けることになったの、いつだったかなー
もうけっこう前で、ようやく記事が完成して公開されました!!
当初、火曜日公開の予告が前倒しで、月曜日に公開されるという注目度✨
その上、なんと!!
さらに、続きのようなインタビュー記事が新たに公開される!!
ぜひ、世間に届いて、いろいろな角度から考えるきっかけになるといいなー
届けたいのは、この見直し
赤い分断ライン=婚姻と親権を紐付けて硬直的に分断するものを見直した方がいいという点は、婚姻中であれば一律共同親権であることの不合理を訴えるDV被害者と実は重なるのである
共同親権がいいか単独親権がいいかは、親子の関係だけを見るべき、ということになる
DVという概念が幅広いので、DVがある場合の親権のありようについては、一律に答えがでるわけではないが、ざっくりいえば、DVがある場合には、共同親権によって共同養育をすることは不適切であるという解決にたどりつくことがあるだろう
今もその発想は尊重されるものであるが、いかんせん、適切な司法的介入を欠く単独親権制(私的自治重視)である
DVケースにも当然優しくない
DVといくら主張したところで、それだけで答えはでず、何なら、子は両親に養育されることが望ましいという別次元の理念と抵触しないという扱いになっていく(それでよいこともあるだろうが、しかし、結果苦しいケースも有る)
この異次元の対立に、”虚偽DVがあるから”というさらにナナメ上からの議論は、解決に全く役に立たないだろう
およそ、司法手続において虚偽は忌避されるべきだし、そのための運用は徹底される仕組みが不可欠である
支援措置が発動していることで、面会交流が制限されるとは限らないということが裁判所の運用だったりする
実子連れ去りの被告に有罪判決という裁判例が紹介されていた
子が安全に暮らしていたことは情状で考慮はされるが、犯罪の成否には影響しなかった
親でも実子誘拐の罪に問われる(非親権者だったからかな?)
家裁の紛争解決機能・・・をないがしろにする独善的な振る舞いが非難されるということ
ここに重きを感じてしまう
虚偽だって独善的な振る舞いとして忌避されていくものと信じたとき、連れ去り勝ち(という傾向)に対する不満の声はあるが、実は、連れ去り後の子の引き渡し請求が認容されるケースが子の引き渡し請求事案の14%となるというのである(申し立てないケースもあるだろうけど)
場合によっては、付調停にすることもあるから、連れ去られても子が戻るケースが、それなりのケース数として実際にあるというわけだ
これは、結果としての連れ去り勝ち(傾向)はあっても、連れ去り勝ちルールがないということになる
ここを気をつけることが望ましいし、連れ去りを抑止するには、どっちを周知させるべきか、ということになる
親でも子を誘拐したら有罪判決になる
当たり前のようだけど、この周知徹底がとにかく大切であることがよくわかる
対立構造に見られがちなテーマだけど、そこに対立はないと気づいたとき、一気に、前進するように思う
無名人インタビューさんには貴重な機会をいただき、感謝が尽きない
せっかくだから、と共同養育コーチも巻き込んでいたら、一足先に記事が公開されていた
新母アクションの一環なのに、もうひとり加わるサプライズに驚くw
子育てしている人は仲間である(笑)
子育てしやすい国に変えること、それは共同親権制