みんなの力で、新型コロナウィルスに勝利しよう
2月27日の安倍首相の学校休校の要請を受け、その対応にここ数日てんやわんやでした。
この数日間かなり悩み、そして、考え方が揺れ動きました。何度も要請内容を読み直し、何が大儀なのかを考えました。学校は休みになりますが、学童や保育所は休みにはなりません。
「集団感染を恐れるなら、学童や保育所の方がむしろ危険だから、そちらも休業にした方が良いのではないか?」
「でも学童や保育所までも休みにしたら、働きながら子育てしいている親の仕事に大きな支障になるから、それはできない。」
幼児教室については、児童発達支援という福祉制度で運営していて、名古屋市子ども福祉課からは営業を続けてくださいという声明が出ていましたので、営業継続は早々に決めました。塾については、ずっとどうするか迷っていました。
まず、保護者様に緊急アンケートを実施しました。保護者様からの声の8割以上は、営業を継続して欲しいの声でした。
「学校休みで、ずっと家にいるから、せめて塾くらいは行かせたい」
不安だから休ませたいと言う声ももちろんありましたが、多くは行かせたいというこんな声でした。
スタッフにも話を聞きました。すると満場一致で営業継続を希望しました。
「生徒の役に立ちたい」と。
私たちが抱える発達障害や発達遅れがある子どもの中には、変化に弱い子どもが大勢います。この変化は彼らにとっては私たちが感じているそれよりももっと急激なものでしょう。変化で混乱している最中、塾や幼児教室にいつも通り来てもらい、心を落ち着かせることに役立ちたい。また、より一層安心できる場所を提供したい。スタッフは、そう思ってくれていました。
また、新型コロナウィルス感染症の感染拡大防止のためのルールを新しく制定しました。
スタッフに対しては、時短勤務ができるようにしました。ラッシュ時間等を少しでも避けて出社することが目的です。会議などの実施はオンラインで行うことにしました。人と人との接触を極力避けることが目的です。
生徒さんに対しては、柔軟な振替対応・増コマができるようにしました。出席することが不安な子や逆にたくさん授業を受けたいと考える子の両方に合わせることが目的です。
休みも積極的に取るように伝え、健康管理を義務づけました。
私は、考え抜いた末、この要請の大義を、「感染拡大のスピードを弱め、ピークを抑えること」だと理解しました。インフルエンザの発症数は前年比で400万人減だそうです。
これは、しっかり感染症対策をすれば感染症は防げるという証左です。日本一丸となって戦い抜いて、新型コロナウィルス感染症の感染拡大を防ぐという勝利をみんなで味わいたいと思っています。
国からの要請を真摯に受け止め、そして、絶対に感染拡大に寄与しないと心に誓い、営業を続けます。
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