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出産の記録✍️

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日本最西端*男前ヨナグニ

日本最西端*男前ヨナグニ

天気が悪く、
フェリーの中から大雨の与那国行き

着いてからも雨に打たれたが
降ったり止んだりの連続で
それほどひどくなる前にキャンプ時に到着。
(バスはどこまで乗っても100円で驚いた!!)



幸い、雨と風が凌そうな
洞窟のような車庫があり雨に備えて
薪を集めたり
水を近くのトイレから汲んできたりした。

その頃、雷が西の空にピカピカと光り
段々近づいてきていた。

雨が少し降り始めたが

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『第三章*出産の地を探して 』◯新月

『第三章*出産の地を探して 』◯新月

夜中、突風が吹き荒れ
何かのサインだと思い
私達は火が炊けるキャンプ場に移動することにした。

火が炊ける場所に移動できたので
とりあえずスーパーに買い物に行き、パンや刺身が売っていることに物凄く感動した!

キャンプ場に戻ると沖縄っぽい、サーターアンダギーやゴーヤの唐揚げをつくったりして
物凄く暑いのに揚げ物がどうしても食べたくて揚げ物パーティーをした。笑

もうすぐ3歳の息子も
薪をたくさん薪

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サバイバル生活最終日

サバイバル生活最終日

夜の出発に備え
二つ持っていたバックパックも一つにまとめた。

23時頃、ウダラをはなれ
満点の星空の下
西表島最終集落へと向かった

am1:30
干潮のピークも過ぎ
太ももくらいまで足が浸かる

ヘッドライトとソーラーランタンで足元を照らしながらゆくが
ライトに向かって飛んでくるダツという魚や、馬のギャングウツボにかなり怯えながら海を歩いた。

珊瑚の死骸で埋め尽くされた浜は
真っ白で雪のガラ

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サバイバル生活8.9日目

サバイバル生活8.9日目

朝目が覚めて
ふと昨日仕掛けたカニ網を思い出して
一応みにいってみた

そうするとなんと!!!

30cmは超えているであろう
テンジクカワアナゴがワナにかかっていた!!

念願の魚をついに
自然からいただくことができた。
当たり前に普通に生活してたら、買って食べることの多かったお魚のありがたみを知りました

この日は米を炊いて
持ってきていた少しの調味料で
テンジクカワアナゴを煮付けにしてたべた

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サバイバル生活7日目

サバイバル生活7日目

相変わらず 晴れのち曇りのウダラ浜

三月半ばのここは
想像していた南国のように
まだ太陽ギラギラではなく
毎日長袖長ズボン

一般的に今までご飯を食べてきた私達は
朝目が覚めるとフラフラ
栄養が足りていないのがまるわかり

お腹が空いて
今日はどうしようと相談すると
ここにもともと置いてあったカニ網を少しお借りして、マングローブの川に何やらワナを仕掛けるらしい旦那

川を辿って散策しながら
石を

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サバイバル生活6日目

サバイバル生活6日目





さあ、ここに持ってきた食糧は

米5日分ほどと素麺一袋。



ずっと同じ場所の岩牡蠣を食べて暮らすわけにもいかないのでジャングルの中を捜索してみることにした。

西表図鑑には

マングローブで食べられる貝や植物がいることが記してあったので、川を辿って上流へ行ってみたり、マングローブへ行ってみたり探して歩いてみた。

すると、食べられるという大きなしじみや

渦を巻いた貝の誰かが食べ

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サバイバル生活5日目

サバイバル生活5日目



雨が降り続くなか

テントを畳んで目的地のウダラ浜を目指す。

どうやら今日には到着できるらしい…!



もう少し遠いと思っていたが、朝イチ潮の弾いている時を狙っていつも通り歩き

西表島について4日目のお昼すぎには

なんと!!

夢にまでみたウダラ浜に到着!!!





「え??ここがウダラ浜???」



片手に持っている地図上ではここがウダラ浜だったけど、通ってきた道もこ

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サバイバル生活4日目

サバイバル生活4日目

 次の日も調子良くみんなで歩く。

青のりのようなものを摘んで食べてみたり

海を覗くとどこもかしこも海のギャング、うつぼにびびりながら歩いてみたり

そしてとてつもなくデカい貝を2つも発見してしまった。

こんな大きな貝なんて初めてで嬉しくて

挟まれる恐怖など全くなくよっこいしょ!と持ち上げてみんなに見せた。

全くを持って海の知識などない私は

旦那に見せるとこれは食べられると言うので驚きに

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サバイバル生活3日目




 今日は潮が引く時間を確認しておいたので、荷物は相変わらず重たいままだったけど、海を楽しみながら調子良くあるいた。

日が暮れるまでに
今日、安心して眠れそうな場所を見つけた。

そこには直径20センチはあろう大きな穴がボコボコあいていて

なんだろうこれはと思いながらも

埋め立てて整地してテントを立てた。



テントを立てた後に、このマングローブに住むカニの住処を埋め立ててテント

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サバイバル生活2日目

サバイバル生活2日目

夜になるにつれて
次第に土砂降りの雨へと変わる

ソーラー発電の小さな電気をテントの中に吊り下げ
西表島フィールド図鑑をみたり、今日あったことを三人でふりかえった。

海のことなど全くを持って情報に入れてこなかったし(とくにわたし)
干潮と満潮が一日に二回もあることすらも知らなかったがために
今日はジャングルルートで大分時間と体力を消費してしまった。

ということで
奇跡的にたまたま持っていた潮見

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『第二章*十日間のサバイバル生活』

『第二章*十日間のサバイバル生活』

 三月十二日の朝、私達は目的地を目指してあるきはじめた。
呑気に朝ご飯を作って食べていたら
潮が満ち、本来行くはずだった海沿をあるいていくルートは困難と判断した。
しかし立ち止まるわけにもいかず、仕方なくもう一つのルートがあるであろう、ジャングルへ突入。

見たこともない景色に
見たこともない植物。

ワクワクで足取りは軽く、
どんどん傾斜の酷くなる山道も、海の見える断崖絶壁の道も、ただただひたす

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『第一章*旅の始まり』●満月

 東北をあとにした私達は、妹の記念すべき二十歳の誕生日である二〇一九年三月十日の満月

私のお腹のなかで すかすくと育ってゆく我が子を
安心して天から受け取れる場所を探して、新たなる旅がはじまりを迎えました。

【こんにちは!西表島】



私達が向かった先は

手付かずの大自然が残る、日本最後の未開拓地 ” 西表島 "

「 私達人間は、自然の恵みだけで生きていけるのだろうか? 」

その疑問

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*はじめに*

*はじめに*

【序章 あいのひかり】

 かまがみ様の東北での旅も終わりを告げようとしている頃、私のおなかの深くに 私達を輝らす それはそれは小さなあいのひかりを感じるようになりました。

当時の暮らしは 自分たちで一から作った北欧のネイティブアメリカンが暮らしていたおうちティピ暮らし。

そんな私達のおうち。
火を二十四時間絶やさずとしても朝目覚めるとあたりまえの氷点下、外は雪がちらつく日々。

このいのちは

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