見出し画像

全く思い通りにいかない20代だけど、頑張ればこれからは明るいかもしれない。

久しぶりにひどめに鬱が出ている。寝れないから最初に鬱っぽい症状が出てから一番しんどかったときを振り返って元気を出そうと思う。大丈夫、今は誰にも相談できなかったあの頃とは違うから。


症状について


うつ病と診断されてから7年が経った。

体調に異変が出始めた当時大学生で一人暮らしをしていた。
徐々に夜眠れなくなり、朝方まで寝つけなくなった。4時頃寝つけても眠りがめちゃめちゃ浅かった。夢をいくつも見た。最初は体力と気力を振り絞って大学に行っていたけど、徐々に行けなくなった。朝から昼にかけて寝てしまうことも理由のひとつだけど「外に出たくない」って気持ちが強かった気がする。寝ると悪夢を見ることも多くて寝るのが怖かった。寝不足が続いてとにかく身体が怠い。一日中家にいてなにをしていたのか記憶にないけど、きっとなにもしてなかったんだと思う。でも、大学に行けないことが悲しくて、みんなが普通にこなしてることが出来なくて惨めだった。母から電話がかかってくることもあったけど、出られなかった。LINEで元気だと嘘をついた。大学に行けてないことをどう説明すればいいのか分からなかった。

告白と通院

「大学に行けてない」
その年の冬に親に伝えた。
「なんで?」
と聞かれたけど説明ができなかった。
自分でも分からない。身体がしんどくて、なのに眠れなくて、部屋から出たくない。なにか大きなストレスを感じてるわけでもない。

頭痛も吐き気も頭がぼーっとする感じもしたし、乗り物酔いも酷かった。
最初は内科に連れていかれて、耳鼻科でも診てもらった。異常は見つからなかった。

母が精神科をふたつ調べてくれて、予約をとってくれたと思う。自分で電話して予約を取るほどの元気はなかった気がする。
数日後の午前にひとつ、午後にもうひとつの病院に行くことになった。

いろいろ記入して提出したら診察室に呼ばれた。優しそうで品のいい先生でちょっとほっとした気がする。「あなたはうつ病です」と言われ、そうかーと思った。なにを話したのか、それとも話してないのか記憶にないけど薬を処方されて次の予約を取った。

お昼ごはんを食べながら一緒に来ていた母にどうだったか聞かれたりした。

午後にもうひとつの病院に行った。
ちょっと顔がきつい先生だった。
同じように「うつ病ですね」と言われて「知ってるんですよー」と思った。
午前の病院とは違う薬が出された。
どの薬も食後に飲む薬だった。
どっちの病院にするのかその日の夕食後までに決めなければいけない。
母と「えー、どうしよー」とうだうだ話した。
母は「あなたが決めることだよ」と言っていた。
久しぶりに外に出て色々考えた日だったからか、この日は記憶がしっかりしてる。

ここからはもうほぼ記憶にない。
1年弱休学をした。実家に戻った。体調は悪かった。ずっと脳に霧がかかってるみたいだった。身体が重くて頻繁に耳鳴りがする。起きて、ソファに座ってテレビを眺める毎日が続いた。なにも出来なかった。本も読めない、映画も観たくない。ただ昼間に放送されているテレビ番組をひたすら眺めてた。

どれくらいの期間そんなふうに過ごしていたか分からない。
病院の先生に「太陽の光を浴びてください」と言われた。初めてのミッション。母に伝えると買い物に誘ってくれるようになった。たまに一緒に行った。車に乗ったもののしんどくなって母が買い物をしてる間車の中で待機してるだけのこともあった。

「散歩をしてください」「やりたいことが3つあったら1つだけやりましょう」「21時には寝てください」
先生に言われたことを目指すと、確かに調子がよくなっていった。

体調には波があった。
動ける日がたまにあった。その日は嬉しくて色々なことをしてしまって、次の日から1週間くらい1日のほとんどを寝て過ごすなんてことも当たり前だった。

今の体調


波は今も大きい。
でも圧倒的に動ける日が長く多くなって回復も早くなった。ここ2年くらいは睡眠薬も飲んでない。夜、自然に寝れる。脳もクリアになって色んな不調からも解放された。

今年の1、2月はすごく動けた。3月はいまいちだった。4月もパワフルに過ごした。ゴールデンウィーク明けくらいから低迷し始めて今は動けない。先生には「躁のときはやる気になって止められませんね」と言われた。数年前に躁鬱だと言われてそうなのか…?と思ってたけどその通り。休まなくても動ける時期がある。ちょっと疲れてても動き続けてしまう。休めない。休み方が分からない。それで、急に動けなくなる。体力がゼロになる。「誰しも体調に波はあります」先生は言う。「でもそれが生活できないくらい大きいと困るわけです」

ここ3週間は夜寝つけない。ここ数年で一番悪化してる。薬が増えた。悲しい。でもきっとまた良くなる。薬もまた減る。いつかなくなる。躁鬱に振り回されることなく生活できる日はくる。

そうやって信じてないと薬も飲めないし生きる活力がなくなってしまう。
7年も。20代のほとんどを元気に過ごせなかった。そう思うと本当に悲しくて悔しい。
どうにかこれからの人生健康でいきたい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?