予定は未定の秋旅~バスという鬼門の巻
かくして、東京から名古屋間の高速バスの旅は突然に始まったわけで、当然、熟考していなかったバスの座席。これが割と鬼門でした。
いや、実際のところ、鬼門だったのは、チケット窓口担当者だったのではないか…。
発車10分前に乗車チケットを購入したので、私もかなり焦ってはいたものの、窓口担当者の言いぶりが確かこんなでした。
窓口:1階は並びの窓側シート、2階は3列の中央席しか空いていません。
私:1階と2階ってどう違うんですか?
窓口:特に違いはないです。見晴らしがいい方がよければ窓側ですし、どっちがいいかはそちらで決めてください(すん)。
私:(しばし沈黙)じゃあ、1階でいいです。
ところが、これが私には結構気になる問題となった。というのも、私の座席は、完全な並びのシートの窓側席で、通路側にはがたいのいい男性がすでに座っておられた。
しかも、すいません、と私が乗ろうとしたとき、めんどくさそうに私が座るシートに置いていた自分の荷物をどけはしたものの、自分の座席からは立とうとしない男性でした(←こういう人が私は苦手。)。
こんな状況では、トイレに自由に行けない、そう思うと余計に行きたくなるというのが人の性。これってなんででしょうか?
結局、パーキングエリアでのトイレ休憩のときに、運転手さんに他の座席が空いてたら移動させてほしいと申し出ました。
2階席で2席空いてますので、お好きな方をどうぞと2階に案内されてみると、な、なんと3列シートは独立型じゃないですかっ!
眺望などより(トイレが近い自分にとってはいかに)トイレに行きやすいかの方が重要!これは飛行機しかり、電車しかりです。
かくして2階の中央シート(しかも最後部座席でリクライニングシートを遠慮なく倒せる席)に移動できたのでした(めでたし)。
私と同じようなことが気になる方はバス座席にもくれぐれもご用心ください。
そして(ご存じの方は当然と思うかもしれませんが)、空席があれば座席変更できるということも覚えておきましょう。
ちなみにですが、アイルランドで、ダブリンからゴールウェイまでバスエーラン(高速バス)の予約便に乗り遅れたこともありました。
ヒューストン駅でバス乗り場がわからなくて散々聞きまくり、やっとバス停にたどり着いたら時すでに遅し(今回の乗り遅れのデジャブ?)。
思い返せばこのときの方がよほど焦ってました。
ただ、ご心配なく、チケットを買い直さなくても、満席でなければ、後の便に乗れるんです。そもそも座席指定がありません。改めて当時の予約メールを見たところ、日付はあるものの、時間までは表示されてません。
乗り遅れた後、途方に暮れながら、ネット検索し、後の便に乗れるという情報を日本人の方が書いていたブログでキャッチしました。
とはいえ、これが生きた情報なのかわからないため、ビクビクしながら、後の便に乗り込み、スマホで、予約メール画面を見せてみたら、あっさり乗れました(実証)。
乗り遅れた私を見て、バス乗り場を教えてくれたヒューストンの駅員さんは、電車に乗っていけばいいよとか適当なことを言っていましたが、長距離の電車代は高速バスより高くなるのはどこの国でもたぶん同じ。次の高速バスが来るまで1時間やそこら待つとしても、それは考えたくありませんでした!(続)