「わからない、できない、やったことない」は武器になる
はじめに
あなたは、わからないことやできないこと、未経験のことに対して、どんなイメージがありますか?
私は、「わからない、できない、やったことがない」という事実が、強みになると思います。
人間は、ほとんど何もできない状態で生まれてきます。しかし、生まれてきてから家族の声を聞き、姿を見て真似をし、話せるようになり、歩けるようにもなります。
子供の頃はわからないことやできないこと、やったことがないことが当たり前ですが、なぜか大人になると、それらは「恥ずかしいこと、見せてはいけないこと」として扱われています。
そうして、無理をしてしまうことや、自分を大きく見せ、苦しい思いをし、迷惑をかけてしまい、余計ネガティブになります。
人間は完璧ではありません。だからこそ、恥ずかしいことなんてないです。
今回は、わからないことやできないこと、未経験のこと自体が強みになることを知り、少しでも行動に変化をもたらすきっかけにしていただきたいです!
大きな武器になるその訳
「できない」「わからない」「経験がない」は、一見ネガティブに捉えられがちな言葉ですが、実は大きな武器になります。その理由を挙げてみます。
「できない」=成長の余地
新しい挑戦に対する柔軟性
何かが「できない」ということは、それを学び、習得する余地があるということです。自分の能力を限定せず、学び続ける姿勢を持つことで、成長を続けることができます。
得られるフィードバックが多い
「できない」ことを正直に伝えることで、周囲からのフィードバックやアドバイスを得やすくなります。これにより、改善点を早期に見つけ、成長することができます。
「わからない」=学びの機会
素直な姿勢が学びを促進
「わからない」ということを認めることで、積極的に質問をする姿勢が生まれます。この能動的な姿勢は、新しい知識を吸収しやすくし、自己成長を加速させます。
固定観念に囚われない
新しい視点で物事を捉えることができるので、従来の方法や常識に囚われない柔軟なアプローチを可能とします。
「経験がない」=固定観念がない
新しい視点での問題解決
「経験がない」ということは、既成概念にとらわれず、フレッシュな視点で物事に取り組むことができます。これにより、既存のメンバーでは気づかないアイデアや解決策を生み出すことができます。
先入観がないことの強み
経験がないからこそ、特定のやり方に固執せず、自由な発想でアプローチできます。新しい方法を試すことや、異なる視点で問題を捉えることができます。
例えば、プロジェクト管理の経験がない人が、既存のプロジェクト管理システムの非効率さに気づき、新しいツールを提案してプロジェクトの生産性を向上させることができます。
武器にするマインドセット
ポジティブな自己認識
「できない」や「わからない」を自己否定と捉えず、「成長の機会」として捉えることで、前向きに学び続けることができます。
謙虚さと学びの姿勢
自分がすべてを知っているわけではないことを認め、周囲から学ぶ姿勢を持つことが、成長と成功への近道となります。そして、人は頼られると嬉しいので、積極的に頼っていいと私は思います。
行動力
「できない」「わからない」と感じた時こそ、行動して学ぶことが重要です。自ら進んで挑戦する姿勢が、人生やキャリアを大きく飛躍させます。
この経験が、どう未来に活きるか
「できない」「わからない」「経験がない」といった状態を経験することが、未来でどのようなメリットをもたらすかについて考えていきます。
不確実性に強くなる
できないことや未経験のことに直面することで、不確実な状況や新しい環境に適応する力が養われます。これにより、仕事や生活において予想外の出来事に対処する力がつき、ストレスに強くなります。
例えば、部署異動や転職で、新しい業務に挑戦し、失敗しながらも適応していく経験を積むことで、将来どんな環境でも柔軟に対応できる力が身につきます。
問題解決能力が向上する
「わからない」ことに直面すると、そのギャップを埋めるために調査し、解決するプロセスを経験します。この経験は、将来の問題解決能力を高め、新しい課題に対しても自信を持って取り組めるようになります。
例えば、私は未経験でエンジニアになりましたが、プログラミングに挑戦し、学びながらコードを書いていくことで、技術的な問題を解決する力が養われ、他の問題が起きた時にここで培った原因を追及する能力が活かされます。
リーダーシップが育まれる
「できない」ことを経験することで、他人の立場や気持ちを理解しやすくなり、共感力やサポート精神が高まります。これにより、将来リーダーやマネジメントとして未経験の人や新人に対して寄り添った教育ができ、そしてチームをまとめることができます!
イノベーションの源になる
「経験がない」ということは、特定のやり方に囚われず、柔軟な発想で物事を考えることができます。これが、既成概念にとらわれない新しいアイデアや革新的な解決策を生み出す源になります。だからこそ常に自分より若い人の意見を取り入れることも大切だと思います!
メンタルが強くなる
できないことや未経験のことに挑戦することは、最初は精神的な負担を伴いますが、それを乗り越えることでメンタルが強化されます。これにより、将来的に困難な状況でも心を強く保ち、挫折せずに前に進む力が養われます。
例えば、学生時代に苦手だった科目を自主的に勉強し、克服した経験があると、社会人になってから新しいスキルを学ぶ際に、「自分ならできる」という自己効力感を持って取り組めるようになります!
最後に
私は、IT未経験でシステムエンジニアになりました。IT系の学部を卒業している人やプログラミング経験がある人ばかりが周りにいて、正直最初はキツイと思いました。
しかし、わからないことを正直に言って、そして学ぶ姿勢を持って勉強や業務に取り組むことで少しずつ成長をしていくことを実感しました。
もちろん、人にもよりますが、正直に言うことで周りの人もサポートしてくれると感じ、人の温かさも感じることができています!
正直まだまだスキルとしては足りないと思いますし、勉強していかなくてはなりませんが、未経験だからこそ、仕事や案件の説明をする時に誰にでもわかる話し方ができるのも私だからこその強みだと思います。
そして、将来的に後輩指導をする時に、ゼロからスタートしたからこそ同じ境遇の人に寄り添った教育ができます。また、私自身がまた未経験で始める時も同じように学ぶ姿勢を大切にしていけば、スキルを身につけていけます。
一見ネガティブに思えることでも、変換すれば強みになります。
今回はわからなくても、できなくても、やったことがなくても、むしろそれが強みとなり、自分自身が磨かれていくことを知るきっかけになっていれば嬉しいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!