コロナ禍のいま、責任を取れない大人が増えている
新コロがやってきて、責任って何だろうってすごく思うようになった。具体的に言うと、責任って誰が取るものだっけ?って話。
ごく単純な話で、「自己責任」ってのがものすごく増えてる気がするんですよ。
個人の時代、個人の時代と言われてきましたけれども、あらゆる責任まで個人が負う時代だとは思わなかったなぁ。
政府も一部の地方行政・企業も〇〇も〇〇もみーんな責任を回避したがるのはどうしてでしょうね。
「向こうがこう言ってるので我々としては……」「〇〇からお願いされてる以上は……」
結局誰かに責任を押し付けたくて、最終的なしわ寄せは全部個人にくる。
非常に恐ろしい話です。
いい大人は、ていうか、立場のある人ほど。自分の立場を失いたくなくて、責任の所在を下に下に押し付ける。
コロナ禍の今、マジでソレを実感しました。
例えば今の政府、「第2波」と呼ばれる今の状況に対して、なんもアクション起こしてないですよね?
各々が感染防止対策を実践してください、の一点張りで。
これはつまり、何かいまさら対策に打って出たところで、批判を受けるに決まってるんだから何もしないでおこうってことなんじゃないか。
政府だってそうなんだから、市中のエライ人なんかもっと責任取りたくないわけです。
たとえば、感染者増えてきたからテレワークに切り替えようねって動き、今はそんなに盛んじゃありません。これはおそらく、緊急事態宣言っていう言い訳がないからです。緊急事態宣言に責任を押し付けられないから、切り替えができない。
大学もそうよね。秋冬は対面授業を一部再開とか言ってるけど、それで感染拡大したらどうすんのよ。対面授業やってくれるのは嬉しいよ。でも、もしも感染者が複数出たときにどうするか、どう責任を取るかが全く示されてません。楽しみだけど、怖いよ。
やめようぜ、もうそういうやつ。失敗したら俺が責任取って謝る。そしてなんとかする。今のエライ人に必要なのは、そういうシンプルなメンタリティじゃないかと。
個人にしわ寄せが行くの、やだな。
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