なぜ勉強をしないといけないのか

はじめに


「なぜ勉強をしないといけないのか」

多くの人が一度は思ったことがあるだろう。

だが、これがかなり答えづらい。

筆者も学生時代にこの問いに対する答えは
出てこなかった。

だが、大人になった今、
ある答えにたどり着いた。

その答えは、

「人生の選択肢を広げるため」

である。

今回はどうしてそのような考えになったのか

特に人生において必要ないと誤解されやすい

「社会科」「英語科」から記していく。

藤浪晋太郎 背番号「19」復活!! これは嬉しい!!

社会科から考えたこと


まず、筆者が一番得意としていた
社会科で考えてみる。

よく社会科は「暗記科目だ!」と言われる。

(少なくともこれを言う人はちゃんと社会科を
勉強したことがないのだろうと思ってしまうが
今回は表向きだけ触れておく)

自身や友人がInstagramをされていたら、
その投稿内容を思い返してほしい。

個人・友人・交際相手とどこかへ
出かけている際、食事をするためのお店以外で訪れているのはほとんど歴史に関係のある
観光地
ではないだろうか(異論は認める)。

学生時代にあれだけ社会科嫌いだった人が、

「金閣寺すごい~!!」「姫路城綺麗~!!」

という投稿しているのを見る度に、
「あれだけ社会科嫌いだったくせに」
と何度か思ったことがある。

(言葉遣いが荒くなってしまい失礼)

ただの暗記科目であれば、
わざわざ実物を見るために足を運んで
訪れることなどないのである。

もちろん、暗記科目という考え方はテストで
点数を取るために他の科目よりも覚えることの比重が大きいからそのようなことが指摘されているからなのは分かっている。

しかし、多くの人たちが暗記科目という認識を
超えた魅力、特に日本人が代々受け継いできた
美意識などから断片的ではあるが感じているの
である。

(筆者からすればしっかり勉強していれば
もっと楽しめるよと言いたいが)

また、少しコアな話ではあるが、歴史上の人物
にゆかりのある文化財や伝承などから人柄を
知ることで、親近感を抱いたりすることも
できる。

あれだけ多くの人物が登場するわけなので、
その人物がどんな危機を乗り越えてきたのかを
知るだけでも人生を生き抜くためのヒントに
なるのだ。

他にも教科書を見たときに、平安時代の食事を見たときに「栄養バランス悪!!」と思ったことがある。

それは、平安時代の食事には肉がないのだ。
肉に含まれる脂質やタンパク質がないと
エネルギーを蓄えることができないのは
家庭科からではあるが学んでいる。

ならば、どうしてそんな食事だったのか。
これは、仏教の影響であるのだが、そんなに
仏教の影響力が強かったのはどうしてか。

といった、社会科は科目を超えた視点から
捉えやすい科目(=教科横断的)でもあるのだ。

社会科、特に歴史を通してからでもあくまでも人間関係や趣味に重きを置いているが、
「人生の選択肢を広げる」ことができている
言えるのではないだろうか。

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英語科から考えたこと


英語科について書くがあくまでも専門では
ないので、ほぼ筆者の主観であることは
ご了承願いたい。

英語も「自分は日本から出ていく気はないから
必要ない」
と誤解されやすい科目である。

筆者は、アメリカの4大スポーツ(アメフト、
バスケ、野球、アイスホッケー)の中で、
バスケットボール(NBA)と野球(MLB)が好きで
よく見る。

英語の勉強は大学入学以降全くしてないので、
当然現地放送局の実況を聴いてもほとんど
聴き取れない。

それでは、なぜ見ているのか。

それは、「日本とは違う文化であることが
面白いから」
である。

特に日本人選手も多く増えてきたMLBでは、
日本のプロ野球では考えられないことが
多々起こる。

これに対してああだこうだ言う日本人も中には
いるが、そもそも「なぜその人たち(アメリカは
ご存知のとおり多国籍国家であるため、様々な
言語を話す人が存在する)が、そのような考えや
行動をするのか」を日本語訳を通してでは
あるが、それを知るのが非常に面白い(本来は
自分で訳すことで意味を知った方が深まる)。

場所によってアイデンティティが異なるため、
日本には有り得ない考え方も存在する。
その奥には何がきっかけで言っているのか、
本人が話すこと、家族事情、歴史的背景など
から見ると余計に面白いのである。

また、音楽に関しても実は歌詞の意味を知ると
もっと奥が深いことが多い。特に親日家として
も知られるテイラー・スウィフトの曲は、
日本語訳をしてみるとかなりずっしりとくる
内容の曲が多い。

筆者もだが、「自分は日本から出ていく気は
ないから必要ない」
というくせに、洋楽を聴く
人は多いだろう。

そういう人にこそ、英語の意味が分かった方が
もっと面白いよ
ということである
(自分への戒めも込めて)。

さらに、アメリカにおいては人種によって聴く
音楽が異なるのも興味深い。

白人はテイラー・スウィフトの曲を聴くが、
黒人はヒップホップが好きなので、驚くことにあまり聴かないことが多いという。

これも音楽の形成から見てみると面白いので
調べてみてもいいだろう。

英語科を通してからは、完全な趣味の話では
あるが「人生の選択肢(価値観?)を広げる」
ことができている言えるのではないだろうか。

テイラー・スウィフト 5年ぶりの来日公演

*英語科へのクレーム(ただの主観)


ただ、よく異文化理解と言われるが、筆者は
この言葉があまり好きではない。

英語科の教員をしている何人かの友人に
この意味を聴いたことがあるが、相手を
理解するで留まっていることが非常に多い。

相手を理解するで完成したら、
何も苦労しない。

どこの国とは言わないが、対話が通じない国、
法治国家という概念が通じないところもある。

そんな国に対して、理解するという受け身の
態勢だけで、関係性を築けるわけがない。

そんな中で英語科の人たちの言葉を聞くと、「そんなのほぼ親日国しか通じないぞ」
と思うこともある。

ならば、本当の異文化理解とは何か。

社会科側から異文化理解は、
「君たち(相手国)のことは理解する。
ただ、日本のことを理解してもらった上で、
仲良くしよう」
ということである。

そのことをしてくれないのであれば、
NO!!お断り!!という選択肢も場合によっては
必要となるということである。

対等な関係とは何なのかについては、
これからも考えておく必要があるのでは
ないだろうか。

世界水泳で本多灯選手がバタフライ200mで日本人選手初の金メダル獲得!!

最後に


確かに学校で学習したことが直結するか
というとないことが多いと思う。

しかし、今回の社会科と英語科から見ても
分かる通り、自分には関係ないと根拠のない
理由で放棄していると、視野の狭い人間に
なってしまうことが分かっていただけると
嬉しい限りである。

ただ、嫌いなものが好きになることはほぼない
ので、触れた上で嫌いではない程度の認識に
なるくらいが望ましい。

筆者も寛容な姿勢を貫き通しながら、
多くのことを社会科と関連させながら、
社会科を学ぶ意義を深化させていきたい。


ほな、また。

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