chatGPTすごい。_6月0日アイヒマンが処刑された日
関心領域を観た後、この映画を観た。
この映画を観るまで、アイヒマンのことは知っていたけどイスラエルで処刑されたことは頭になかった。
改めて第二次世界大戦やナチスについて調べた。
特にナチスの偉い人たちとその後について。
ヒトラーについては水木しげるの漫画を読んでよく知っていたし、当時を描いた映画は多いし学校でも勉強はしたけど、主要幹部がした事とその後ってあまり知る機会がなくて
なぜアイヒマンをイスラエルのモサドが捕まえてイスラエルで裁判してイスラエルで処刑されたのか全く経緯を知らなかった。
この映画のタイトル、原題は 6月0日(June Zero)
日本人にはピンとこないからその後に アイヒマンが処刑された日 って邦題が追加されたのかな。
イスラエルで死刑が執行されたのはアイヒマンだけ、それが6月0日(6月1日深夜)なのだ。
終戦後15年経ったとはいえ、まだ15年、戦争、ホロコーストを知り生き抜くことができた多く人が一応の日常を取り戻しつつある時代。
移民の少年デヴィットは父が見つけてきた鉄工所での仕事を始めるんだけど、職場に収容所にいた刺青が入っている人を見て何とも言えない顔になる。
「ほかげ」の戦後描写とはまた違う生々しい日常に思えた。
皆何かしらまだ傷を負っている、それを自然とケアをしあっているように見えた。
子供達は戦争を知らず、戦犯をゴシップのように楽しむけれど
リアルを知る大人たちは様々なケアをし合う。
警察官のタブロイド記者や特に床屋とのやりとりはこちらが観ててもしんどいし、ホロコースト生存者でもあるミハが思いを女性に打ち明けるシーンもとてもしんどかった。
思いやりを持つこと、配慮すべきこと、人を思うこと、人を労ること
皆まだ自身の傷は癒えてないのに、人を思いやれる、これは同じ地獄を生き抜いてきたからなのだろう。
そして各々、未来と過去と向き合うのだ。
終盤、焼却炉を操作するのを誰にするかという時に
所長が収容所から生き延びた技術者を指名して
「仇をとって来い」って送り出すシーンは胸がブワーッっと熱くなった。
そして私が描いたシーンはその仇討ちが完了したシーンだ。
正直どこまでが本当なのか分からないことは多いし
やっぱ絞首刑ないから刑場は普通の部屋になるよなあ、とか遺体運ぶのは猫車なんかい!とか。
アイヒマンの遺体を焼くためだけの焼却炉を試行錯誤しながらワイワイ作る鉄工所の面々。
全世界の歴史に残る大きな出来事のそばで、「てんやわんや」していた様が伺えるのはこの映画の大きな魅力だなあって思った。
終わり方も良くて
大人になったデヴィットがこの出来事をwikipediaに載せてほしいと訴えるが証拠がない。生存している関係者もそんなことは無かったって言っているらしい。
というところ。
当時の大人たちが関わったことやそれに子供が携わっていたこと
多くを語っていない心情を察すると共に、これは大人たちなりのケアなのかなと。
デヴィットよ!気付けや!
って感じで見終えました。
この映画を観て、改めてアイヒマンの処刑の経緯について調べたんだけど、AIを初めて使ってみた。
すごい。(語彙力なし)
かなりわかりやすいしこれは課金しても全然いいかもしれない。
歴史映画を観る前の予習に最適かもしれない。
ありがとうchatGPT
そしていまのイスラエルを想う。
いろいろ教えてくれたchat GPTにお礼を伝えると
AIも平和を願ってた。
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