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レッドブルみたい_フォールガイ
怒涛の1日(訳あって4本映画を観た日)の終わり
夫が「俺も映画観たいなー」って翌日とある映画を観に行ったんだけど
「イマイチだったー」って帰ってきた。
(ただその映画を夫が観たことによって、怒涛の1日で無くした指輪が戻ってくるのだけど笑)
夫は、廉価、エントリーモデルからハイエンドモデルへの乗り換えが速いタイプ。
映画の場合、不発だったものがあると、早めにいい作品を観て上書きしたいタイプで
次に観る映画候補を調べまくっていた。
調べすぎてちょっと待てば近くの映画館でやるのに新幹線距離の巨大シネコンでやってる映画をにいくとか言い出したので
私は最寄りのシネコンのスケジュールをバーっとチェックし
「明日からフォールガイだよ!」
と一声かけたら、夫は翌日フォールガイ朝一の回を観に出掛けた。
私も観たかったし、夫からのネタバレが怖かったので息子と映画館近くまで後追いをし
夫と合流した後、息子を託し観ることにした。
鑑賞後の夫は私に色々言いたげだったが、夫のその顔は「いい映画観た感」に溢れ出ていたので安心して映画館に向かった。
この作品、事前のなんとなく「この映画面白いだろうな」と思う安心要素はいくつかあった。
・予告から面白そう
・監督がブレットトレイン、アトミックブロンド、ジョンウィックやってる
・ライアンゴズリングとエミリーブラント
・主役がスタントマン
・夫も興味をしめす
あくまで私の所感だけなんだけど、ここまで自分の中の好き要素が集まると割と確定。
結果正解だった。
作り手側の愛を感じる映画 でしたね。
過去にダミアンチャゼル監督のバビロンを観た時は映画そのものに対する愛を感じ、このフォールガイはスタントマンに限らず、アクション映画そのものに携わった人たちへの敬意や愛を感じる。
(後で知ったが監督は元スタントマンなんだって)
アクションシーンの見本帳のような詰め合わせ。でもストーリーとアクションに乖離は無いし、何も難しいことがない。ただ、観ろ!感じろ!楽しめ!
バービーでケンを演じたライアンゴズリングがゴリゴリのスタントマンっていうのも何かキュンとしてしまうし、トムライダーの家に大量に貼ってある付箋の一枚がまさかラストの伏線回収になっているとは、ほんと面白かったな。
感覚としては、ハリウッドのアクション映画と言うよりジャッキーチェンの映画を観ている感覚に近くて、ハラハラドキドキはあるけど安心感の方が優っていて純粋に楽しめる。エンドロールもそんな感じでよかった。
終盤にかけての、フルスロットルなアクションの連発はそこだけ切り抜いて「元気になるお守り」としてそばに置いておきたいシーン。活躍するのが全てスタッフ(裏方)ということが胸が熱い。
観終えた後、率直に思ったのは「レッドブルみたいな映画だな・・」ということ。
エナジードリンクっぽさ(謎)と、レッドブルがスポンサーしてるようなエクストリームスポーツ的な・・なんていうのかな、そんな感じ。
何も映画の知識がなくても楽しめる作品なんですが、アクション映画が好きな人だと「おお!」「あー!」となるであろうシーンや音楽も多くてですね(私はあまり鑑賞中は気づけなかった)
劇中に撮影しているメタルストームっていう映画自体も過去にあった作品だったり、それがDUNEやMADMAX、スターウォーズを彷彿させるシチュエーションで撮影されている。(私DUNEは未鑑賞で予告くらいの知識だけど、それでもそれっぽいと思う笑)
トムライダーって名前はトムク・・・ってことでいいの?
調べるといっぱい元ネタ情報があるのでもしこれから観る!って人は予習しておいてもいいかも。マイアミバイスは鑑賞しといてもいいのかな。
ユニコーンの一件といい、鑑賞後に知ることが多く、まだまだ私は映画好きと自称するには甘ちゃんだなと反省。
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