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デッドボールは…怖くないわけがない。<前編>

こんにちは。
段々と春めいて来ましたね。
うれしい一方で、花粉という強敵と戦う季節…であることも事実です。

先日、小3息子の少年野球のデビュー戦がありました。
とは言っても、練習試合なんですけどね。

昨年の12月に、地域にいくつかある少年野球チームのひとつに入団しました。不安で心配性な息子は、「いじめられたら嫌だ」と言って、入団するまでに、相当の時間を要しました。
たまたま、夫と野球の練習をしていた公園の近くに、あるチームの体験会が行われていて、そこを通りかかった時に、チームの人に声を掛けられたのがご縁の始まり。
当日は楽しく時間は過ごせたようでしたが(夫からの伝聞)、後日、そのチームの体験会に3回ぐらいお邪魔し、その度に参加賞でお菓子の詰め合わせを頂き、最終的に入団の決意をすることが出来ました。

最初の練習日の朝は、案の定、「胃が痛い…」から始まりましたが、行ったら行ったで楽しかったようで、それから週に1回の練習には休むことなく、通うことができました。

正に、順風満帆、視界も良好!

…と思っていたんですけどね、ある練習の日、息子は背中にデッドボールを受けました。
私はあまり野球のことには詳しくないのですが、避けきらない場合は、背中で受けるのは「良い受け身」らしく、息子も少々痛がっているようには見えましたが、あまり気には留めていませんでした。

その次の練習日、「デッドボール、怖いなぁ」と何度か口には出しつつも、練習には行きました。
ただ、その日のバッターボックスに立つ姿を見た時、いつものバッティングフォームではなく、とても強張っているように見受けられ、相当に怖がっていることが私としても理解できました。

内心、デビュー戦がもうすぐなのに、まずいなぁ…と思いました。
息子の特徴は幾分か心得ていますので、きっとこの怖さは他の不安へと繋がって、さらにブクブクと膨れ上がっていくだろうと予想ができました。
半年ほど前の、息子の胃痛問題の時も正にそうでしたから。
ご興味ある方は、こちら、ご参考まで☟

…ということで、何か手を打たねば、といろいろ試したことを備忘録がわりに書いていきたいと思います。

やってみたこと① 
デッドボールに慣れる

息子も、この怖さをどうにかしたい、という想いがあったので、本人と方法を相談し、「デッドボールに当たることに慣れたい。それもちゃんとした受け身をとりたい。」というので、練習をしてみました。
うちのリビングはたいして大きいわけではないのですが、時には野球練習場と化します。
マンションですし、窓ガラスやらご近所やら、いろいろと気を遣いながら、テニスボールを息子の体めがけて投げるんです!
なんていう、鬼母なんでしょう!!👹
息子はくるっと背中を向けて、ボールを背中に当てる。
その繰り返し。
何日かやってみたんですけどね、なんか、ちょっと違うかな~って。

そんなことしているうちに、どんどんとデビュー戦の日が近づいてきます。私は、こんな状態のままだと、楽しみにしていた試合に「行かない!」と言い出すこともありだな、と感じていました。
(実際に、試合の二日前にはそう言っていました。)
息子が行きたくないのなら、別に行かなくてもいいんです。
でも、彼は行きたくないのではなく、もっと詳細に気持ちを言葉にすると、「本当は行きたいんだけど、デッドボールに当たるのが怖い」なのではないかと。
私が手伝えることはしようと思い、コーチング仲間にも意見をもらって、まずは、こんなことをやってみました。

やってみたこと② 
「デッドボールは怖いんだよ~」…と、一般化する


私が子どもの頃は、怖くても「怖くない!」、痛くても「痛くない!」と育てられましたから、全くの逆路線をつっぱしるこの方法に最初は驚くばかりでした。

この一般化とは、「デッドボールが怖いのは君だけではないんだ」つまり、みんなデッドボールは怖いんだ、ということをあえて伝え、不安を和らげる方法です。

そこで、ギータ(ソフトバンクの柳田選手)のYouTubeをまずは見せました。

これは息子もケラケラと笑いながら、楽しく拝見しました。
テレビ西日本さん、良い動画を作っていただき、ありがとうございます。
そして、ギータ、素直なコメント、ありがとうございます。

「ね、あのギータだって、プロになっても怖いんだってさ~」って。
あと、落合博満の話とか、野球経験者から頂いた情報をインプットして、それってみんなも感じるフツーの感情だよ、と伝えました。

言ってみてからの、手ごたえ…?
正直よくわかりません。
これは彼の脳内で、どんな処理をされるかという話なので、でもこの手法はネガティブにどんどん偏よりがちな彼のようなタイプには、プラスでしかないと思います。

これが試合の2日前のこと。

その日は、これ以上は彼の集中力も持たないので、それにて野球の話をすることは止めました。

次回は、試合の前日のことを書きたいと思います。 続く。

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