石垣真帆/声と言葉

アナウンサー(NHKキャスター歴17年)/声で場を創る・声で人を繋ぐ/声のコーチ 声と言葉にむすびつく 色々なことを綴っていきます。実践的なことから感覚的なことまで。何か役立つものをお渡しできたらうれしいな。

石垣真帆/声と言葉

アナウンサー(NHKキャスター歴17年)/声で場を創る・声で人を繋ぐ/声のコーチ 声と言葉にむすびつく 色々なことを綴っていきます。実践的なことから感覚的なことまで。何か役立つものをお渡しできたらうれしいな。

最近の記事

声を「出すまでのこと」「出したあとのこと」、大切に大切に

こんにちは。 NHKキャスター歴17年、声と言葉の伝道師、石垣真帆です。 (↑なんだか初めて肩書をつけてみたくなった、急になぜ~~笑 ) 今年も銀杏が落ち始めて、(←毎年早くなる気がする) 散歩しながらイチョウの樹の根元を横目でチラチラ、 大きい実をみつけては、何食わぬ顔してササっと拾って、 お家でレンチン、ホクホク楽しんでいる今日この頃です☺︎ このnoteでは、 私たちが生きていく中で いつも共にいる 「声」と「言葉」について 【声や話し方で気になることがある人に ヒ

    • ラジオで喋ることがやっぱり最高に楽しかった話

      先週の金曜日、約2年半ぶりにラジオ番組で喋ってきました。 かつて5年間在籍したNHKさいたま放送局の特番のゲストに呼んで頂き。 めちゃくちゃ、楽しかった。 私はこれやりたくて生きてる!って思うぐらい。 * ラジオってね、本当に面白いのです。 今回は、1時間番組で5人喋る、という大所帯だったけれど、 誰か1人が話している時は、あたたかく視線を送り無言で頷きながら、 「そろそろふっと相槌を入れようか?」 「盛り上がりポイントそろそろか? その前にだんだん小さく笑い声を入

      • 手のチカラ、からの声の話

        9月9日 重陽の節句の佳き日に、 ほぼ1年ぶりにstand.fmを更新しました。 かつては毎日のようにスタジオからマイクを通して声を送っていたけれど、 それとはまた別の、”自分” が ”感じる”ことを声で世界に放つ、という プレミアムな感覚。 自分のことだから簡単に喋れるようで、 でも、自分のことだからこそ、嘘はないか、ごまかしていないか、 ちょっぴりシビアに考えながら言葉を選んで、 更に録音を聴き返して、微妙な声の揺らぎや 高低が思った通りに出てない部分を発見するとそこだ

        • 語られた「声と言葉」は消えない ~アナウンサー時代の実体験から~

          今日は、朝から、FBさんの思い出機能の「10年前の投稿」に久しぶりに揺さぶられました。 この頃は、平日毎日夕方ラジオ番組のパーソナリティをやっていて、様々なジャンルの方へのインタビューも度々。 番組中の生インタビューだけじゃなくて、収録や取材ものを編集して流す事も多く、 放送一連作業が終わった後、夜遅くまで職場でポツンと編集ソフトに向きあってた。 だいたいが、収録した全編から3分の1ぐらいの長さに。 語られた言葉のどこを切り取るのか、話の内容はもちろんエネルギー感からど

        マガジン

        • 【みんなで創る】クロサキナオの運営マガジン
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        記事

          声をかけることから、始まる

          2年前の今日は、 人生の夢のひとつだった「海水浴場の監視員」任務の 最終日でした。 ご縁が重なって、広島県の大崎上島という島で経験させてもらったのだけど、 行く前に想像 (妄想!) していたのは、 《 若者中心に いも煮状態の海岸で、ライフセイバーの救命TUBE持って目を光らせながら波打ち際を端から端まで歩いて往復を重ね(この時点で危険行為があるかも、ということが前提w) 時には はしゃぎ過ぎな若者たちに笛を吹いて注意する 》 などの、賑やか極まる状況。 = 危ないことをす

          声をかけることから、始まる

          声を送り届けるように、話しかけてみよう

          【声を 送り届けるように、話しかけてみよう】 久し振りの更新ですが、 ここ最近の私は、こればっかり言ってます(笑) 声について色んなことを伝える機会が多くなっている最近、 あぁやっぱり、これが一番大事だーーー と感じていて。 * 【『聴いている相手に、一番伝わりやすい声』って、 どんな声だと思いますか・・・?】 セミナーや講座でこう質問すると、 「大きい声!」 「高めの声・・・?」 「いやいや低めのしっかりした声なのでは」など、など、色んな答を頂くのですが、 それらは全

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          「声は、その人の 命の音」~屋久島高校での授業

          ちょうど2ヵ月前、 屋久島の屋久島高校1・2年生120人の生徒の皆さんに 100分間の授業をさせてもらいました。 タイトルは、【「声の持つ力」~言葉で伝え、音で届けよう~ 】 「言葉」と「声」。 「言葉」で意味を伝えながら、「音(声)」に自分の気持ちを乗せて、相手に届ける。 日常でなにげなくやっている、でも実はとてつもなく素晴らしい営みを、大切にしてみよう。 そんなテーマで。 * まずは、「話の箱」というメタファーを使って、実際に1分間プレゼンをしてもらって。 「

          「声は、その人の 命の音」~屋久島高校での授業

          2024年も声と言葉を世界に響かせよう

          あけましておめでとうございます。 冬至を過ぎて、 年が明けると、 だんだん日の光の煌めきが増してきますね。 今年も、声と言葉を軸に、 有形無形さまざまなクリエーションをしていきたいと 思いを巡らしています☆ 言葉は、言霊(ことだま)になる、と言われますが、 声も、同じように、 「音」の響き(振動、波、波動)として、世界に伝わっていきますよね。 <言葉と声の2つをバランスよく表して自分らしさを表現する>ことが、 ますます大事に受け取られるようになってきている感じがして

          2024年も声と言葉を世界に響かせよう

          Vol.7 あなたの声は、世界をちょっとずつ変えている

          ことしも、7月の最終週に 3日間、 山形の出羽三山詣をさせて頂いたのですが、 その時に 身体の底から感じたことを、今回は伝えさせてください。 身体の底から感じたこと・・・ それが、表題の 「声は、その場を創る『音』になる」。 「羽黒山」「月山」「湯殿山」の三山を詣でる、「出羽三山詣」。 なかでも、月山山頂は、 日本中の亡くなった魂が集まってきてあの世へ旅立つ場所であり お盆になると全ての魂がそこへ帰ってきて、それぞれの家へと戻っていく、 そんな場所だとされています。

          Vol.7 あなたの声は、世界をちょっとずつ変えている

          vol.6 誰だって、自分の声に自信が持てる

          こんにちは。 9月もそろそろ終わり。 涼しい風が、さーっと吹くようになってきましたね~ そして、今年は銀杏が落ちるのが ものすごく早い! (例年、早くても10月中旬頃からなのに) しかも、超特大級のまるまるとした子達が、ゴロンゴロン転がっていて! 植物に詳しい(?)私の母は「今年は暑かったからね~」と言っていますが、 いやぁホントに驚いています。 さて。 vol.5までの記事を書いてきて。 自分では、声(と言葉、話すこと)にまつわる ものすごく大切なことを、 できるだけ

          vol.6 誰だって、自分の声に自信が持てる

          vol.5 あなたの声は、望むように変えられる

          こんにちは。 ことしは9月に入っても暑い日が多い~~ まだまだ大好きな海に入れるのでは?!と思うと 海辺に行きたくてウズウズしてしまう私です。 さて、前回の記事(vol.4 声は「出し方」で決まる) で、 「声の出し方のクセを変えれば、声を望むように変えられる」 とお伝えしました。 「出し方のクセを変える」ってどういうことなのか? ほんの一例をあげてみますね。 例えば・・・ ★喉の力を緩めてみる(⇒響きが増す) ★喉の上の方(口腔の奥の方)の空間を広げてみる(⇒声が

          vol.5 あなたの声は、望むように変えられる

          vol.4 声は 「出し方」で決まる

          さて。 今回はいきなり本題です! (大事なことだから少し前のめり気味、笑!) タイトルにある、声は「出し方」で決まる。 これ、どういうことかというと。 すごく大事なことなので、順番に伝えさせてくださいね。 まず、 ヒトの「声」は、 喉の奥にある2つの筋肉「声帯」から出ている「響き」が 元になっています。 この「響き」は、その人特有のものであり、 良いも悪いもない、 その人だけの 音、 世界で1つだけの唯一無二の 音 です。 で、その「響き」は、 その後、 喉の中

          vol.4 声は 「出し方」で決まる

          vol.3 「声帯」ってすごすぎる!(そもそも、声って。その2)

          今年の夏は、台風や大雨、湿った空気の流れ込みによる突然の雨、 めまぐるしい日が続きましたね。 ある朝起きたら、こんな雲が。 ソフトクリームみたいだー こんなに尖がった雲、初めて見ました。 このnoteでは、 私たちが生きていく中で いつも共にいる 「声」と「言葉」について 【声や話し方で気になることがある人に ヒントにしてもらえそうなこと】 【アナウンサーという仕事を通して、私自身が身に着けてきたこと】 【日ごろの暮らしの中で感じること】 を、綴っています。 さて。 前回

          vol.3 「声帯」ってすごすぎる!(そもそも、声って。その2)

          vol.2 そもそも、声って。その1

          今日は8月15日。78年前に日本が終戦を迎えた日。 失われたたくさんの命に祈り、 同時に「いま、生きている」からこそ、 この世界の何かが1ミリでも広がることを伝えていきたい、 そんな想いで 過ごしています。 このnoteでは、 私たちが生きていく中で、いつも共にいる 「声」と「言葉」について 【声や話し方で気になることがある人に ヒントにしてもらえそうなこと】 【アナウンサーという仕事を通して、私自身が身に着けてきたこと】 【日ごろの暮らしの中で感じること】 を、綴っていま

          vol.2 そもそも、声って。その1

          Vol.1 声と、言葉と。

          こんにちは、石垣真帆といいます。 夏の海が大好きで、海が見える所に引っ越したい!!という野望を 今年叶えられるのか?!いやもう8月も半ばだよ、、、 という最近の日々です。 これを読んで下さっている方、ありがとうございます。 いかがお過ごしでしょうか☺︎ このnoteでは、 私たちが生きていく中で、いつも共にいる 「声」と「言葉」について 【声や話し方で気になることがある人に ヒントにしてもらえそうなこと】【アナウンサーという仕事を通して、私自身が身に着けてきたこと】 【日

          Vol.1 声と、言葉と。