ChatGPT 英訳校正と修正をしてみた
登場以来、話題になり、じわじわと各企業でも活用されつつあるChatGPT。
私も最近は作成した文章、そして英訳およびその校正に利用しています。
先日の展示会JASIS 2023に出展した結果を、当社が代理店になっている超音波モータのメーカーであるNanomotion社に英語で報告しました。
今回は日本語で文章を作って、ChatGPTで英語に翻訳(もちろん他の方法で翻訳内容の確認は怠らず)。
その後、次のような校正作業を行いました。
上記のようにGPTさんに修正依頼。
すると最初の段落では次のように修正案が表示されました。
要約すると、
「私はJASIS展示会のリード情報をまとめました」
↓
「JASIS 2023展示会から見込み客や取引先などの情報を収集し、見込み顧客のリストをまとめました」
たしかに具体的な情報について説明が加えられました。
採用!
次の段落はどうでしょうか?
この段落では所感を述べました。
「(SEMICONと比べ)各社製品が多く展示されていたので、多くの開発者も来場していたように推測する」
↓
「著名な企業が展示会で製品を目立って展示しており、おそらく数百人におよぶ開発者が来場していたと推測できます」
これはいかん。そんな何人いたかまではわかりませんのでボツ。
先の訳文のままにしておきます。
「名刺を持っていない来場者もいて、○社など情報が得られなかった」
↓
「残念なことに、来場者の中には名刺を持参していない人もいたため、○社など連絡先情報が不足してしまいました」
たしかにおっしゃるとおり!採用!
この反省を踏まえて、次回のSEMICONではQRリーダーシステムをレンタルする予定です。
一応、その旨を記載してみた。
「今回の反省を踏まえ、今後はQRシステムの導入を検討します」
↓
「今回の展示会をきっかけに、今後の展示会でも連絡先交換を効率化するためにQRコードシステムの導入を検討する予定です」
おぉ!たしかに具体的な行動計画で、私が言いたかったことはこれだ!
採用!
「私達は今週中にブース来場者に連絡する予定です」
↓
「私達は今週後半までに来場者に連絡を取り、潜在的なビジネスチャンスについてフォローアップし、フィードバックを収集する予定です」
期限と行動内容が記載されてしまった。とりあえず送っておきます。
ChatGPTは、登場したばかりの時に調べ事に使ってみましたが、2021年9月までの情報しか知らず、知らないことはつじつま合わせでウソをつく(ハルシネーションというらしい)のは体験済み。
ただ、使い方が誤っていたんですね。
GPTさんに役割や要点(条件)を与えること。そして校正や要約、与えた情報からの抽出などに向いていそうです。
先日は新たな事業部名称の候補をいくつか作成してもらいました。
また新たなGoogleの生成AI「Bard」なども試用してみました。
こちらはwebサイトを指定することもできるそうで、ますます業務効率アップにつながればと期待しています。