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「自民党総裁候補、半数超『世襲』『特権性自覚を』」と述べる専門家はご自身の発言の「差別性自覚を」と肥モン

共同通信記事の「専門家」とは岡野八代同志社大教授

 あきれる記事が共同通信から配信されていました。

 自民党総裁選への立候補を検討している11人のうち6人は、親族から地盤を引き継いだ「世襲議員」だ。過去の総裁も多くが2世議員。党内の支持基盤が強固で大胆な政策を打ち出せる一方、多くが貧困を経験しておらず、首相になった際に「苦しんでいる人への想像力が働きにくい」との指摘も。専門家からは、2世の首相はまず自身の「特権性」を自覚すべきだとの意見も聞かれた。

共同通信「自民総裁候補、半数超『世襲』『特権性自覚を』と専門家」

 日本の国会議員は必ず選挙で有権者からの信任を得て当選しなければ議員として活動することができません。そのようなたまたま親が国会議員であった国会議員に対して、世襲であるはずもないにもかかわらず、「世襲議員」と批判をかわすかのような表現を用いて批判しようとしている専門家が本当にいらっしゃるだろうかと疑問に思っていましたが、本当にいらっしゃいました。岡野八代同志社大学教授です。

 「首相に直結する政権与党の代表が特権を有する世襲議員ばかりというのは異常だ」と話すのは、同志社大の岡野八代教授(政治学)だ。非世襲の総裁は、最近では菅義偉前首相しかいない。
 岡野氏は「シングルマザーに育てられた世襲議員を聞いたことがない」と例示。苦しんでいる国民への想像力が欠落している議員が多く、格差が広がる日本の首相にふさわしくないと強調する。

共同通信「自民総裁候補、半数超『世襲』『特権性自覚を』と専門家」

 この岡野八代同志社大学教授に一言申し上げれば、天皇陛下、上皇陛下、昭和天皇は、貧困を経験しておらず、シングルマザーに育てられたわけでもありませんが、苦しんでいる国民に真っ先に寄り添っていらっしゃいました。国民の思いを察することができるというのは、広く国民に対する注意力や気配りなどが必要であって、貧しい生活を経験したなどという育ちなどではないはずです。その程度の理由で親が国会議員である者を要職に就けるななどとおっしゃっているのは差別に他なりません。
 そして、「シングルマザーに育てられた」などと子育ては女性の役割であるかのようにおっしゃるのは封建的な男女の役割分担であると考えますが、その点は大丈夫なのでしょうか。まずはご自身の発言の「差別性自覚」をなさるべきではないでしょうか。