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川勝平太静岡県知事が辞職へ

 川勝平太静岡県知事が辞意を表明しました。静岡県庁が頭脳明晰な優れた人たちであるかは分かりませんが、川勝平太静岡県知事がそうではないことだけは明らかになったと言えるでしょう。
 なお、画像は静岡県庁ウェブサイトトップページに掲載されている富士山の写真です。

静岡県の川勝平太知事は2日、6月の定例県議会をもって辞職する意向を明らかにした。1日の静岡県庁の入庁式での訓示で「県庁はシンクタンク。野菜を売ったり牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、皆さまは頭脳、知性の高い人たち」と発言し、職業差別と捉えられかねないとの批判を招いていた。

川勝氏は2日、県庁で記者団に対し「よく考えてみたが、6月の議会をもって職を辞そうと思っている」と述べた。発言内容については「メディアの切り取り」と話し、不適切ではなかったと強調した。

1日の入庁式で川勝氏が新人職員らに対し危機管理や心構えについて「情理を尽くして正しいと思う信念を貫くことが大切」などと語った後、問題の発言があったという。

川勝氏は就任以来、物議を醸す発言を繰り返しており、2021年には県内の御殿場市を「(特産は)コシヒカリしかない」とやゆし、県議会から辞職勧告決議を受けた。川勝氏は23年7月の記者会見で「また不適切発言をすれば辞職する覚悟で職務にあたる」と述べた。

3月に県内の女子サッカーチームが表敬訪問した際には「磐田市は浜松市より文化が高い」などと発言したが、不適切ではないと主張していた。今回の職業差別ともとられかねない発言に対し、知事と対立する県議会の自民党会派などが批判をさらに強める可能性があった。

日本経済新聞「静岡県・川勝平太知事が辞意 入庁式で差別的発言」

 静岡県ウェブサイトには誇らしげに川勝平太静岡県知事の職業差別発言が公開されています。

 川勝平太静岡県知事の辞任によって、富士山静岡空港の用地買収ミスによって辞任した石川嘉延元静岡県知事に続き、静岡県知事は二代続けて不祥事によって辞任に追い込まれることになりました。麻生太郎内閣から鳩山由紀夫内閣への政権交代を目前に控えた平成21年に静岡県知事に当選した川勝平太静岡県知事は、富士山静岡空港に就航していた日本航空との交渉に失敗して日本航空が富士山静岡空港から撤退するなど、最初から県政トップに相応しくない交渉力の欠如を露呈させていましたが、結局県政を混乱させるだけ混乱させて県知事の職を去ることとなりました。
 この川勝平太静岡県知事と対立している自由民主党静岡県連ですが、代表が城内実衆議院議員ですから先行きが危ぶまれます。静岡県民の苦難の道はこれからも続きそうです。