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「安田浩一ウェブマガジン ノンフィクションの筆圧」3か月間記事未更新の新記録

最後の記事更新は令和5年7月27日

 タグマ!に掲載している「安田浩一ウェブマガジン ノンフィクションの筆圧」の更新がかつてないほど止まっています。タグマ!にとって安田浩一さんの記事を連載させることは悲願に近いものであったことはタグマ!のマガジン紹介文からもわかります。

ウェブ媒体には「紙」の手触りと重さが無いという。しかし、「紙」でも原稿用紙に刻まれた「筆圧」まで写らない。
取材現場の空気の肌触りと匂いをウェブマガジンに刻み込む、安田浩一の「筆の圧」にご期待ください。

タグマ!「安田浩一ウェブマガジン」

 そして、マガジンの月刊購読料をカルチャー/ジャーナリズムカテゴリーで比較すると、タグマ!の中で最も読み応えのある「松沢呉一のビバノンライフ」の月額550円を超えて月額660円の月刊購読料が必要なマガジンとなっています。

松沢呉一のビバノン・ライフ 月額550円
安田浩一ウェブマガジン ノンフィクションの筆圧 月額660円
久保憲司のロック・エンサイクロペディア 月額550円
柳下毅一郎の皆殺し映画通信 月額330円
津田大介のメディアの現場 月額660円

 安田浩一さんのウェブマガジンの月額購読料は、タグマ!のカルチャー/ジャーナリズムカテゴリーの中で最高額となる660円で、津田大介さんのウェブマガジンと同額です。ただ、知名度が高いもののあいちトリエンナーレの表現の不自由展でのトリエンナーレの趣旨に沿わないとしか考えられない作品選出など功罪相半ばする津田大介さんですが、2011年9月か毎月第4金曜日までの毎週金曜日にきちんと記事を更新し、ポリタスTVに注力する必要があるとして2023年8月でウェブマガジンを終了させています。しかも、最終月となった2023年8月においても第4金曜日までしっかりと発行して読者に対する責任を果たしています。

2011年8月31日にvol.0(創刊準備号)を発行し、2011年9月から配信が始まった津田大介の「メディアの現場」が今号をもって終了することになりました。2011年8月から2023年8月までということでちょうど12年やってきたということになります。最近は古式ゆかしい「メルマガ」ではなく、海外で普及しているような「ニューズレター」サービスも地味に盛り上がってきているので、「休刊」という形にして、ニューズレターでこの「メディアの現場」を続ける(あるいはいずれ復活させる)ということも考えましたが、いまはポリタスTVに注力するしかなかろうという自分自身の状況もあり、「終了」という区切りを付けることがけじめかなと思いました。

「津田大介メディアの現場」8月31日号

 それと比較して安田浩一さんのマガジン運営は酷いものです。平成28年6月に創刊してから令和3年7月までの間に商品である有料記事を更新しなかった月は非常に多いものとなっています。また、無料記事を更新しているとはいっても、そのほとんどが安田浩一さんの書籍や講演会などの宣伝記事で本来であれば広告料を支払うべきものをご自身のマガジンでなしているにすぎません。

平成28年8月(無料記事3回あり)
平成28年9月(無料記事3回あり)
平成29年4月(無料記事1回あり)
平成29年8月(無料記事1回あり)
平成29年10月(無料記事1回あり)
平成30年1月(無料記事1回あり)
平成30年3月
平成30年5月(無料記事3回あり)
平成30年6月(無料記事1回あり)
平成30年7月(無料記事2回あり)
平成30年8月(無料記事1回あり)
平成30年9月
平成30年10月(無料記事1回あり)
平成30年11月
平成31年1月(無料記事1回あり)
平成31年2月
平成31年3月(無料記事1回あり)
平成31年4月
令和元年5月(無料記事1回あり)
令和元年6月
令和元年8月
令和元年11月から令和3年2月までの1年4か月
令和3年5月

 この杜撰なマガジン運営を経て、1年4か月のサボタージュの後は購読者しか読むことができない有料記事で謝罪の言葉を述べています。この有料記事はサボタージュしていたことを隠蔽しようと考えていたと以前は考えていましたが、その後の繰り返されるサボタージュから

「私の原稿は謝罪の言葉ですら金をとることができるはずだ。」

とでも考えているのではないかという結論に至りつつあります。
 安田浩一さんは、一般社団法人Colaboで和解に至ったいわゆる「暇アノン」に対する取材でおそらくかなり高額の原稿料が保障されており、記事を更新しなくても金の入ってくるウェブマガジン更新などに手が回らないのかも知れませんが、読者に対する責任を果たしていない安田浩一さんが世間の諸問題を斬ったとしても何の説得力もないと考える方は少なくないのではないでしょうか。