テレビ朝日4月期連続ドラマ「JKと六法全書」
テレビ朝日4月期放映予定の連続ドラマ「JKと六法全書」について、山口貴士弁護士が興味深いポストをなしています。
連続ドラマ「HERO」が人気を集めていた頃、検察庁のイベントに参加したことがありましたが、「現実とは違うところもありますが、世間の人が検察官に関心を持ってくれればよいと思っているんですよ。」と検察庁の方がおっしゃっていたことが印象に残っていますが、後に私の従事する業界が連続ドラマになったときに「現実と違う」が第一印象でした。
弁護士に関する官報掲載事項
私は、司法試験の最終合格者が官報に掲載されることは知っていましたが、司法修習修了者が官報に掲載されることは知りませんでした。ただ、司法試験に関しては更に官報に掲載される事項があります。それは短答式試験の合格者と論文式試験の合格者です。例えば、「正義は勝つ」でお馴染みの神原元弁護士は、何回か短答式試験合格者として官報に掲載された後、2年連続で論文式試験に合格者として官報に掲載されています。これは、口述式試験に一度不合格になったことを意味します。また、弁護士が何らかの事由により世間に公告しななければならない事案が発生したときにも弁護士自身の申し出により官報に掲載されることになります。前述の神原元弁護士を例にとると、弁護士の徽章の紛失で一回、取り扱っている事案で裁判所の名称を誤って記載したことに伴って一回官報の公告に付しています。
ドラマでは主人公がどのようにして弁護士であることを隠す手段に注目したいと思います。