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沖縄県議会議員選挙でいわゆる「オール沖縄」が大敗
2008年以来のいわゆる「オール沖縄」の半数割れ
6月16日に施行された沖縄県知事選挙において、玉城デニー沖縄県知事を支持する県政与党であるいわゆる「オール沖縄」が過半数割れし、野党及び中立の立場に立つ議員の議席が過半数となりました。野党及び中立の立場に立つ議員が過半数を占めるのは2008年以来です。
なお、画像は沖縄県の英雄でもあるボクシングWBA世界ライトフライ級王者であった具志堅用高さんのチャンピオンベルトの画像をお借りしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1718605873369-h3xjjOEUyE.jpg?width=1200)
16日に投票が行われた沖縄県議会議員選挙で、玉城知事を支持する県政与党の勢力は過半数を確保できませんでした。玉城知事は今後、厳しい県政運営を迫られることになります。
任期満了に伴う沖縄県議会議員選挙は、48の定員に対して75人が立候補し、無投票となった石垣市選挙区を除く12の選挙区で、16日に投票が行われました。
開票の結果、玉城知事を支持しない県政野党の自民党と、中立的な立場を主張する日本維新の会や公明党などの勢力は選挙前の24議席から4議席増やして28議席となり過半数を獲得しました。
自民党を中心とする勢力が議会の過半数を獲得するのは2008年以来、16年ぶりです。
一方、玉城知事を支持する共産党・立憲民主党・社民党・地域政党の沖縄社会大衆党など県政与党の勢力は選挙前の24議席から4議席減らして20議席となり、過半数を確保できませんでした。
これまでは玉城知事を支持する県政与党の勢力が事実上、多数を占めていましたが、勢力が逆転することで、玉城知事は厳しい県政運営を迫られることになります。
選挙結果を受けて、玉城知事は17日未明、記者団に対し「結果を真摯に受け止めて、いままでの進め方が本当に正しかったのかもっと努力するべき点があったのではないか、考えなければならない。アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設反対は揺るぎない思いだ」と述べました。
投票率は45.26%と、4年前を1.70ポイント下回り、過去最低となりました。
玉城デニー沖縄県知事のコメントこそがこの選挙結果の厳しさをあらわすものであると言えますが、それをごまかそうとする人もいらっしゃるようです。
ざまぁ。#やれば勝てる https://t.co/6NFZkgq5BB
— 菅野完 (@noiehoie) June 16, 2024
ざまぁ。
#やれば勝てる
菅野完さんは選挙を仕切るお仕事をされていると承知していますが、このような雑な選挙結果の分析をなさっていて大丈夫なのでしょうか。
その菅野完さんを誹謗中傷して民事訴訟で損害賠償の支払いを求められた大袈裟太郎こと猪股東吾さんも興味深い分析をなさっています。
沖縄県議選の結果、候補者調整がうまくいかなかったり、一部の人が多く票を取ってしまったり、県政与党が議席を減らした原因が明確なので、冷静に考えると大きなショックはないと思います。
— TOGO INOMATA (@oogesatarou) June 16, 2024
支持を失っているわけではなく、細かい調整でミスがあったという議席の減らし方ですから。
沖縄県議選の結果、候補者調整がうまくいかなかったり、一部の人が多く票を取ってしまったり、県政与党が議席を減らした原因が明確なので、冷静に考えると大きなショックはないと思います。
支持を失っているわけではなく、細かい調整でミスがあったという議席の減らし方ですから。
地方議会の議員の仕事は与党であろうと野党であろうと選挙区や地盤の住民の声を聴いてそれを行政に働きかけるという地道な仕事です。いわゆる「オール沖縄」が沖縄県議会議員選挙で過半数割れしたのは、普天間飛行場の辺野古移設などという大きな問題にかまけて、地方議会の議員の本来の仕事を怠ったことに対する有権者の判断がこの結果を招いたと言えると思いますが、当の玉城デニー沖縄県知事が深刻に結果を受け止めているにもかかわらず、そんなに簡単に考えていてよいのでしょうか。