2008年以来のいわゆる「オール沖縄」の半数割れ
6月16日に施行された沖縄県知事選挙において、玉城デニー沖縄県知事を支持する県政与党であるいわゆる「オール沖縄」が過半数割れし、野党及び中立の立場に立つ議員の議席が過半数となりました。野党及び中立の立場に立つ議員が過半数を占めるのは2008年以来です。
なお、画像は沖縄県の英雄でもあるボクシングWBA世界ライトフライ級王者であった具志堅用高さんのチャンピオンベルトの画像をお借りしました。
玉城デニー沖縄県知事のコメントこそがこの選挙結果の厳しさをあらわすものであると言えますが、それをごまかそうとする人もいらっしゃるようです。
菅野完さんは選挙を仕切るお仕事をされていると承知していますが、このような雑な選挙結果の分析をなさっていて大丈夫なのでしょうか。
その菅野完さんを誹謗中傷して民事訴訟で損害賠償の支払いを求められた大袈裟太郎こと猪股東吾さんも興味深い分析をなさっています。
地方議会の議員の仕事は与党であろうと野党であろうと選挙区や地盤の住民の声を聴いてそれを行政に働きかけるという地道な仕事です。いわゆる「オール沖縄」が沖縄県議会議員選挙で過半数割れしたのは、普天間飛行場の辺野古移設などという大きな問題にかまけて、地方議会の議員の本来の仕事を怠ったことに対する有権者の判断がこの結果を招いたと言えると思いますが、当の玉城デニー沖縄県知事が深刻に結果を受け止めているにもかかわらず、そんなに簡単に考えていてよいのでしょうか。