見出し画像

黒川巌さんの切り捨てこそが有力な釈明手段となってきた山本ひとみ武蔵野市議会議員

金井米穀店に関する釈明ツイートをなした山本ひとみ武蔵野市議会議員

 金井米穀店に対する自称「反差別カウンター」の抗議活動への関与が疑われている山本ひとみ武蔵野市議会議員が釈明ツイートを発信しています。まずはこの釈明ツイートを紹介します。

【説明を連続投稿します】 ①市内のお米屋さんの問題で私の行動に関して多くの意見がツイッターで寄せられています。 私は、これまで、そのお店で「ツイッターには掲載しない」と話していましたので書かないできましたが、9月議会を前に説明をしたいと思います。 (続く)

@hitomi_yamamot

②<発端となったツイート> 7月中旬にお店のツイッターで下記のような書き込みがありました。 NHKの井の頭池での水草の報道をもとに [侵略的外来種という存在を知ると、今、人間社会でも同じことがおこっていると気付く。 (続く)

@hitomi_yamamot

③ 昨年来、武蔵野市で議論された外国人住民投票権、もし可決されていたらと思うと背筋が凍る] という文面で、今は削除されています。 私は、これは、ヘイトスピーチ解消法に抵触する可能性の高い案件ではないかと考えました。 一方で、この文面に対し抗議行動を始めた人もいたようです。(続く)

@hitomi_yamamot

④<私のとった行動> 私は、お店の側にも、ツイッターの文面に抗議している人へも、双方お会いしてお話を聞き、市議会議員としての対応を考えたいと思いました。 7月28日(木)に抗議をしている人に電話をかけ、7月29日(金)の午後4時ごろ、お店に一人で行きました。 (続く)

@hitomi_yamamot

⑤お店でのやり取りは記録したわけではないので、概略です。 「おにぎりを買いに来ました。」 店番の女性「もう売り切れました」 ご本人がいらっしゃるかを伺い、名刺を渡しました。「私は、ツイッターの文で傷つく人は多くいると思います。あの内容は取り消した方がよいと思います。 (続く)

@hitomi_yamamot

⑥今日のことは、ツイッターで報告する気はありません。」ご本人は「ツイッターやFBは、やめました。」とのこと。 その後私がお菓子を買おうとしたところ「お気遣いなく」と言われ、お店をでました。 プラカードなど意思表示のグッズを持って行かず、大きな声で話したということはありません(続く)

@hitomi_yamamot

⑦なお、翌日の抗議行動にも参加していません。 <抗議行動をした団体との関係> ネット上を中心に、私が抗議行動をした団体に加入しているとか、一緒に抗議行動を考えたとかありますが、私は加入したこともなく、その予定もありません。(続く)

@hitomi_yamamot

⑧昨年スピーチの依頼があった時に、会合で住民投票制度に賛成の立場をお話しました。

@hitomi_yamamot

⑨<ネットやリアル社会での動き> 8月になってから、7月28日に電話をしたことや7月29日のお店での行動が、インターネットで広く拡散されるようになりました。 その場にいない人・お店にいなかった人がなぜ書くことができるのか大変驚きました。(続く)

@hitomi_yamamot

⑩電話も数多くありましたが、すべてに対応できたわけではありません。 その後市役所にも電話やメール等がありましたが、公務ではないので、議会事務局がコメントすることはできない事柄です。(続く)

@hitomi_yamamot

11<ヘイトスピーチを無くすために何ができるか、 みんなで考えたい> 私は、市議会議員として、ヘイトスピーチが強く疑われる今回の動きに関して、何かできないだろうか、双方と話をしようと思い行動しました。(続く)

@hitomi_yamamot

12 ですので、市議会議員で私と意見の異なる方とも話をしました。 私の力不足で思った通りにはできませんでしたが、解決への努力に向けた対話に意味はあったと考えています。 (続く)

@hitomi_yamamot

13 現在ヘイトスピーチ解消法という法律や東京都の条例があり、なかった時代に比べて前進していますが、 具体的な差別を解消していくために、速やかな是正勧告の行動がとれるかという点では、課題があります。 (続く)

@hitomi_yamamot

14 やはり、第三者機関が公的な裏付けを持って存在し、差別が疑われる事例があった時に、調査をして、是正を促すことが必要です。 そのために、何ができるかを多くの市民とともに考えていきたいと強く思います。(連続投稿は1~14です)

@hitomi_yamamot

山本ひとみ武蔵野市議会議員のツイートで明らかにされた言動の問題点

 この山本ひとみ武蔵野市議会議員の釈明ツイートについて様々な問題を指摘する見解を目にしています。個々のツイートについて詳細に触れた田山たかしさんの批判を紹介しながら、私は別の観点から批判をなしていきます。

 いわゆる「吉祥寺米騒動」において、金井米穀店が最も圧力を感じたものは、黒川巌さんらによるスタンディングデモと称する営業妨害でもなく、黒川巌さんが呼びかけたGooglemapにおけるクチコミによる評価下落煽動でもないと私は思います。それは、山本ひとみ武蔵野市議会議員が手渡したおそらく「武蔵野市議会議員 山本ひとみ」とシンプルに記載された名刺だと私は考えています。なぜならば、市議会議員の名刺を示して「私は、ツイッターの文で傷つく人は多くいると思います。あの内容は取り消した方がよいと思います。」と店主に要望することは、回答次第では武蔵野市議会の質問に反映させて市議会での議論の対象とするということでもあるからです。仮に山本ひとみ武蔵野市議会議員がそう思っていなくとも、武蔵野市民である店主がそう受け取るであろうことを想像することができないのあれば、権力の一端を担う武蔵野市議会議員としての自覚がまったくないということでもあります。
 なお、山本ひとみ武蔵野市議会議員の発言でまったく理解できない点があります。山本ひとみ武蔵野市議会議員は、「取り消した方がいい」と金井米穀店の店主に対しておっしゃっていますが、そのツイートは7月19日時点ですでに削除されており、取り消す対象が何かがまったくわからない発言となっています。7月28日に「抗議をしている人」に電話をかけた時点で、金井米穀店のツイートの内容とともに、そのツイートが削除されているのかそのまま公開されているのかという重大な事実関係については確認をするはずだと思いますから、金井米穀店を訪れた時点でツイートが削除されていることは承知していたはずです。そこで「あの内容は取り消した方がよいと思います。」という要望を店主に対してなすことは非常に不自然です。ひょっとして山本ひとみ武蔵野市議会議員が明らかにしたくない要望を隠すためにそのような要望をしたことにしたのではないかと勘繰ってしまいそうです。

保身のため黒川巌さんを切り捨てることが現実的である理由

 ここまでの経緯を分析する中で、山本ひとみ武蔵野市議会議員の保身のために非常に邪魔になるものがあります。これは黒川巌さんのツイートです。

実際、山本市議は僕が米屋の前でスタンディングしたのを知って、それが米屋のヘイトスピーチへの抗議であることをすぐに理解されたうえで「自分にも何かできることはないか」とアドバイスを求めて電話してくるような人。ネトウヨ田山のデマを真に受けるマヌケな下田市議とは比較にもならない。

@iwao96

 黒川巌さんのツイートでは、山本ひとみ武蔵野市議会議員が双方の話を聞こうという態度ではなく、黒川巌さんの側に立って金井米穀店の追及に向かうという印象を持つ人は多いでしょうし、黒川巌さん自身も読者がそう思うだろうと考えてこのようなツイートを発信したのだと思います。しかしながら、このツイートは、山本ひとみ武蔵野市議会議員の釈明ツイートの内容からすれば非常に邪魔なツイートとなってしまいます。
 田山たかしさんが金井米穀店にとばっちりが来ないようにして山本ひとみ武蔵野市議会議員と店主の会話を撮影した動画を公開するためには非常に大きなハードルがあって難しいことを考えると、山本ひとみ武蔵野市議会議員が「黒川巌さんがホラをふいた」と釈明する可能性はますます高まってきたと考えられそうです。