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TEACCH研東北支部-会員限定座談会#5
この記事は2,788文字あります。個人差はありますが、4分〜6分でお読みいただけます。
7月22日に代表を務めるTEACCHプログラム研究会東北支部の会員の皆さんとオンライン座談会を行いました!今回は7名の方々にご参加頂きました。いつもお忙しい中、こうして時間を割いてくださるのはとても有難いことだなと思っています。
東北支部では研修会だけに限らない、仲間との繋がりをどう作っていくのかということも大切にしていますし、ご一緒頂いている皆さんへも「東北支部に入会してよかった」と思って頂けるように活動していきたいと思っています。その中の一つの取り組みとして、会員の方だけがご覧になれる動画も配信しております。詳細は、会員専用のメールマガジンにてご案内をしているので、そちらからご確認頂くのでも、公式LINEの「会員限定動画」からご覧頂くのでも、どちらでも対応しております。なお、LINEからアクセスされる場合にはパスワードが必要です。パスワードは会員専用メールマガジンで送付しておりますので、各自ご確認ください。
▼配信中動画▼
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情報は増えたけど、アクセスへのハードルが高い?
会員の皆さんと意見交換をさせていただく中で、次のような意見がありました。
親御さん向けの研修があったらいい
そうした機会が多くないので、実際に親御さんとしてはどう対応すればいいかを一緒に考える場がない。
スケジュールや絵カード一つとっても、こちらの指示として活用するような、そうした誤った情報を教えてもらっている場合もある
TEACCHプログラム研究会自体は、どなたでも参加可能ですし、東北支部も親御さんのお立場としてご参加してくださっている方々も多数おられます。また、研修会も「支援者向け」とはしていないので、どなたでもご参加可能にはなっています。
だけれども、もしかすると「場を用意しているつもり」になっていただけで、実際には情報はとてもアクセスしにくいものになっていたのかもしれないと感じました。
TEACCHプログラム研究会東北支部の意義は?
ぼくが、皆さんから多くのサポートを受けてTEACCHプログラム研究会東北支部 を設立したのは、そこで利益を出したいとかではありません(もちろん、活動を維持したり、広げていくための資金は必要です)。自分たちの考えや価値観を誰かに押し付けるつもりもありません。
それでも、「こんな考え方もあるんだ」ということを知ってもらいたい、そのことで日々の生活や支援の一助になれば、ご家庭で、地域で、「今の生活も悪くないよね」と思えるような方々が増えるかもしれません。そうした「啓発」の意味合いが大きいのがひとつ。
もう一つは、「つながりを作る」ということです。一人で悩むのは苦しい時間帯もありますし、何か解決というわけではなくても、一緒に考えてくれる仲間がいるのは、時に心強いものです(もちろん、一人になりたい時もあるし、仲間との時間が苦しいものになることもあるかもしれません)。
「この場は居心地は悪くないよね」
「この場にくると元気がもらえる」
そんな場所があればいいかもしれないと思いますし、そこで少しでの充電できることが、またその後の支援につながっていくのではないかなとも思います。
ですから、そのためには多くの方々に情報をお届けしていくことが、我々の意義でもあると感じています。
まずはきっかけを
「これをしたらうまくいく」
そうした魔法のような方法は、残念ながらありません。
それは、同じ自閉症だとしても、自閉症としての特性だけではなく、人としての特性もあたりまえに持っていますから、診断名が同じ=対応も同じではないからです。
もちろん、いろいろな原則はあります。それでも、実際には「やってみないとわからない」ということがほとんどです。ノウハウがあるわけではありませんが、ヒントになるようなアイディアや引き出しは多くあることに越したことはありません。
ですので、TEACCHプログラム研究会東北支部として、「親御さん限定」のオンライン会をお試しで開催したいと思います(ぼくが勝手に決めました。役員の皆さん、すみません)。
どのくらいの方にご参加頂けるかわかりませんが、事前に皆さんからご質問を受け付け、それについて佐々木がお返事します。「こんなこと聞いていいのかな?」と思わずに、「そもそも、自閉症って何?」というご質問から専門的なことを知りたいというものまで、全てにお答えできるわけではありませんが、お答えできる範囲で(ぼくが知っている範囲で)お答えしていきたいと思います。
また、可能であれば小グループごとの交流会も開催予定です。
「話だけ聞ければいいや」という方の場合には、「あ、そろそろ交流会の時間か。退室しよう!」と遠慮なくそこで退室してください。
本当は日中と夜間でそれぞれ2回ずつ開催しようと思ったのですが、ぼくのスケジュールの関係で、夜にまずは1回お試しで開催させてください。詳細は、下記申込ページからご確認いただければと思いますが、
・各回100名まで
・参加費は無料
・東北支部会員または東北支部会員から紹介を受けた親御さん
という条件にしたいと思います。ですので、会員の方で、親御さんたちにお声がけできる方がおられればご協力お願いいたします!
ぜひ一緒に支援のこと、日々の生活のことを考えてみませんか?
佐々木康栄
会員限定コンテンツ
現在、会員限定の質問フォームを設けています。匿名にしようかとも思ったのですが、会員の方からのご質問であることを確認するためにお名前のご記入をお願いしたいと思います。ご質問については、全てにお返事できるわけではなく、会員の皆さん全体にとって有益だろうと思うものを中心に取り上げて、限定コラムなどで書いていきたいと思います。
座談会は、東北支部についてのご意見を皆さんから直接頂ける貴重な機会です。これからも会員の皆さんにご迷惑おかけするかと思いますが、助けていただきながら運営していきたいと思っていますので、宜しくお願い致します!
また座談会も開催していきますので、その際には会員メーリングリスト等でご案内します!
研修案内
8月6日(日)には、「強度行動障害の状況にある方々を地域で支える」というテーマで研修会を開催します。
講師は、伊瀬 陽子 先生(福島県発達障害者支援センター/TEACCHプログラム研究会東北支部役員)です。
講義だけでなく、地域の課題について皆さんとも意見交換する時間も設ける予定ですので、宜しければご参加ください!
年間スケジュール
今後のプログラムおよびホームページ
支部リーフレット
代表SNS
各種SNSでも発達障害の支援に関する情報発信をしていますので、宜しければご活用ください。
▼stand.fm