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TEACCH研東北支部-会員限定座談会#6

この記事は2,603文字あります。個人差はありますが、4分〜6分でお読みいただけます。

先日、代表を務めるTEACCHプログラム研究会東北支部の会員の皆さんとオンライン座談会(交流会)を行いました!いつもお忙しい中、時間を調整して参加してくださる皆さんには、本当に感謝しています。今回の座談会で話題に出たことやそこから考えたことなどを、ぼくなりにまとめました。

実践報告の意味

9月3日(日)に「地域における実践報告会」を開催します。実は、これまでの研修に比べると申し込んでくださっている方々は少なくなっています。昨年も同様の傾向にあり、なぜなのだろう?と皆さんと話し合ってみました。

  • 実践報告では、良い実践を目の当たりにしても「いいな。でもこっちではできないな」となりやすいのかもしれない

  • 実践報告する方と参加してくださる方との交流がないので、関心を寄せてもらいにくいのかも

  • (毎年秋頃の開催なので)行事が多い時期なので、参加しにくいのだろうか

どれもそうかもしれませんし、そうでないかもしれません。もしかすると、「構造化について」みたいに、テーマがはっきりと決まっているわけではないので、どのような内容なのか、そこから何を学べるのかなどのイメージがつきにくいのかもしれません。

自閉症支援は、知識がないとできませんが、知識だけあってもできません。これは支援に限った話ではありません。例えば、料理。知識がないと料理はできません(火の使い方を知らないと炒めることもできない)。でも、知識があるから料理が最初から手際よくできるわけではありません。続けていく中で段取りやコツを掴んだり、手際がよくなってくるのだと思います。

自閉症支援も同じです。知識を持ってその知識を使う、それを続けていくことでだんだんと技術があがっていくのだと思います。実践報告は、勉強してきたことを実際に活用してみる場です。ですので、大変ではありますが、きっと力のつく大きな機会だと思います。ぼくも、ありがたいことに講演会のお声がけを頂き、その都度資料を作りますが、そうした知識を活用する場があることで、自分の知識が整理されるので、自分が一番勉強になっているなと思っています。

また、実践報告会は、自分では経験できなかったことが間接的に経験できる機会でもあります。実際にどのように支援をしてきたのかなども共有できますから、「自分だったらどう支援をするかな?」と考えながら話を聞くことで、知識を得られ、支援の知見も広げられ、支援の引き出しが増え、自分の視座を高くする絶好の機会でもあると思っています。

そして、もう一つの意義は「頑張っている人たちがいるんだ。自分にもまだできることがあるかもしれない」とエネルギーをもらえることだとも思います。そうしたTEACCHプログラム研究会東北支部の実践報告会にぜひ参加してみませんか?

地域でどうひろげていくか

地域で一生懸命に頑張っておられる方々はたくさんおられます。そうした方々が繋がっていくこと、そうしたネットワークができてくること、つまり、点が線になり、線が面になっていくことが「地域を育む」ということではないでしょうか。

具体的にどうしたらいいのかは全然わかっていません。
「大変だよね」
「難しい」
と思うだけでは、何も変わりません。どうしたらいいかわからないけれども、わからないなりに行動をしていく必要があります。

そのための一つは、今回のような座談会なのですが、できれば多くの会員の方々と交流できればと思っていて、さまざまな時間帯に開催しています。これまでは土日の朝または夕方に実施することが多かったのですが、今度は平日夜に開催しようと思います。

具体的な日時としては、9月22日(金)20:00〜20:45でと思います。会員の皆さんには、別途メーリングリストにてZOOMのURL等送りますので、ご確認ください。

ちなみに、その日の20:45〜は「親御さん限定」のオンライン会を企画しています。ご参加される親御さんからご質問を受け付け、それについて佐々木がお返事します。「こんなこと聞いていいのかな?」と思わずに、「そもそも、自閉症って何?」というご質問から専門的なことを知りたいというものまで、全てにお答えできるわけではありませんが、お答えできる範囲で(ぼくが知っている範囲で)お答えしていきたいと思います。

詳細は、下記申込ページからご確認いただければと思いますが、
・各回100名まで
・参加費は無料
・東北支部会員または東北支部会員から紹介を受けた親御さん
という条件にしたいと思います。ですので、会員の方で、親御さんたちにお声がけできる方がおられればご協力お願いいたします!

ぜひ自閉症のこと、自閉症支援のこと、自閉症の方々の未来を一緒に考えてみませんか?

佐々木康栄

会員限定コンテンツ

現在、会員限定の質問フォームを設けています。匿名にしようかとも思ったのですが、会員の方からのご質問であることを確認するためにお名前のご記入をお願いしたいと思います。ご質問については、全てにお返事できるわけではなく、会員の皆さん全体にとって有益だろうと思うものを中心に取り上げて、限定コラムなどで書いていきたいと思います。

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東北支部では研修会だけに限らない、仲間との繋がりをどう作っていくのかということも大切にしていますし、ご一緒頂いている皆さんへも「東北支部に入会してよかった」と思って頂けるように活動していきたいと思っています。その中の一つの取り組みとして、会員の方だけがご覧になれる動画も配信しております。詳細は、会員専用のメールマガジンにてご案内をしているので、そちらからご確認頂くのでも、公式LINEの「会員限定動画」からご覧頂くのでも、どちらでも対応しております。なお、LINEからアクセスされる場合にはパスワードが必要です。パスワードは会員専用メールマガジンで送付しておりますので、各自ご確認ください。

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