アマゾンプライムで観られる「喜劇 競馬必勝法 一発勝負」(1968)の見どころ
こんばんは。
今週は「喜劇 競馬必勝法シリーズ」3作品を観ました。前回の「喜劇列車シリーズ」は3作すべて紹介しましたが、今回は1作品にフォーカスします。
それではスタート!
「喜劇競馬必勝法シリーズ」概要
まずはどんなシリーズなのかについて。
今回も前回の列車シリーズ同様3作品。
「喜劇 競馬必勝法」(1967)、「喜劇 競馬必勝法 大穴勝負」(1968)、「喜劇 競馬必勝法 一発勝負」(1968)から成ります。
監督は瀬川昌治で、谷啓(下の画像左)と伴淳三郎(下の画像右)がレギュラー出演する今回のシリーズ作品。
60年代喜劇でおなじみの3人です。
(当時は写真が白黒。シリーズ3作品ともカラーです)
内容は、谷啓演じる主人公が色々トラブルにあって、競馬で一発当てなくてはいけない状況に追いやられ、それに伴淳三郎が必ずからんでるシンプルな話。
当時の競馬場がしっかりと映るのが魅力です。
前回紹介した「列車シリーズ」はヒロインが佐久間良子で固定でしたが、今回は毎回変わります。
3作品ともクライマックスのレースは緊迫感もありますし、憎めないキャラクターたちで気楽に観られる、後味のいい喜劇です。
概要がわかったところで、3作品でのイチオシは見ていきましょう。
「喜劇競馬必勝法 一発勝負」(1968)
(↓2000円となっていますが、アマゾンプライムで月額490円で東映作品が観られます。無料体験もあり)
↓YouTubeで冒頭部分が観られます。
今回の舞台は(2003年まで山形県に存在した)
上山(かみのやま)競馬場。
「競馬必勝法シリーズ」の第3作目。
廃れてきた市営競馬場の所長・茂作(谷啓)が記念ダービーに力を入れようと気合いが入ってるなか、大橋巨泉(本人)が現れて運命が動いていく。
(夫婦の営みをさかんに求める茂作の妻役の橘ますみもよいです)
色々な見どころはありますが、
本作の目玉はなんと言っても、大橋巨泉(下の画像中央)の登場です。
巨泉と言えば、「11PM」、「クイズダービー」などの人気番組の司会で知られ、60-80年代に活躍した人物。
で今回は、テレビを観るシーンで「11PM」のイレブンダービーというコーナーが再現されました。
お色気から硬派な話題まで扱った伝説の番組の再現に興奮しました。
巨泉が朝丘雪路のことをボインとホントに呼んでいたことも確認できました 笑。
(雪路は本作には出演していません)
余談ですが、「巨乳」という言葉が使われ始めたのは80年代後半らしいです。
巨泉の存在感が作品に魅力に大きく関わってました。
ほかの場面もよかったです。競馬場にクレームつけに来た男と茂作のシーンなど。
まとめ
「喜劇競馬必勝法シリーズ」について、最後に簡単にまとめます。
✔︎谷啓、伴淳三郎がレギュラー出演する喜劇作品
✔︎毎回、競馬で大穴を狙う展開に
✔︎当時の競馬場の様子がわかる
✔︎ 3作目は大橋巨泉が登場し、「11PM」のコーナーの再現もあり資料性が高い
前回の列車シリーズといい、アマゾンプライムで観られる東映の喜劇作品、良いですね。
それにしても、この時代の男性らポロシャツ率高いな。Tシャツだと無地かプリント物だったら自動車レースのデザインをよく見かけます。
ではまた次の更新で。
🔽今回、資料性の高さから3作目に絞って紹介しましたが、1作目、2作目も良いですよ。
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