1959年のオシャレな日本映画
こんばんは。
今回は、1959年のオシャレな映画を紹介します。
1950年代は白黒映画がかなり多めで、1959年からカラー作品が増えてきた印象。
なので、例えば、1957年の(カラーの)オシャレ映画紹介はハードルが高いですね。選択肢が少ないので。
前置きはこのくらいにして、さっそく見ていきましょう。それではスタート!
「銀座旋風児」(1959)
小林旭主演のスタイリッシュなアクション作品。
装飾デザイナー・二階堂卓也(小林)が、悪に立ち向かい、事件を解決する痛快な話。
衣装デザインは長沢節。ノーカラーのスーツやコーデュロイのコートなどアキラがとにかくオシャレ。この時代で男性がスタイリッシュな服装に身につけてるのは少ないので貴重。
ポイントは衣装にいくつもバリエーションがあるところですね。この時代、スター俳優がオシャレな服装をしていても、不自然なまでにずっと同じ服ということが多いので。
「嵐を呼ぶ友情」(1959)
小林旭主演のジャズの世界が舞台の娯楽映画。「嵐を呼ぶ男」(1957)の姉妹作品。
小林旭と浅丘ルリ子はスタイリッシュに描かれることが多いので、2人が出ていることでオシャレです。
さまざまなニットが見られる作品。
この時代、ニットですよね。Tシャツやスウェットが出てくることは少ないです。技術も発達していないのでプリントの入った服はレアで、襟や柄で変化をつけてることが多いです。
「世界を賭ける恋」(1959)
石原裕次郎と浅丘ルリ子がコンビを組んだラブストーリー。
力の入った欧州ロケで、デンマークやノルウェーなどの景色が楽しめます。
裕次郎はオシャレに描かれることは少ないので、浅丘ルリ子の衣装チェンジが見どころ。
カラーで女優の華やかな衣装や世界の景色を見せて視覚的に楽しんでもらうことが目的だったんじゃないかなと。
当時は海外旅行が一般的ではなかったですし。
さいごに
今回は、1959年のオシャレな日本映画を紹介しました。
日活は旧作の配信リリースが活発なので、日活作品を紹介することが多くなりますね。
3作品すべてAmazonプライムで観られるので、気になった方はチェックしてみてください。
ではまた。
▪️「銀座旋風児」(1959)
▪️「嵐を呼ぶ友情」(1959)
▪️「世界を賭ける恋」(1959)
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