我が國は兆しを花と視る傾向があり、禪語に於いても無一物中無尽蔵といったあたりに、まことの花は無のなかにこそあるといった姿勢がみられる。花は散り無に還るからこそ美しく、或る意味咲いた花はもはや花でなくなる。さらに云えば、無のまえこそ花であろう。實際、花は花のまわりに靜かにただある。
画像1

いいなと思ったら応援しよう!

KODO
いつも心温まるサポートをまことにありがとうございます。 頂戴しましたサポートは、農福連携ならびに読書文化の普及に使わせていただいています。