『パースの哲学について本当のことを知りたい人のために』コーネリス・ドヴァ―ル著 | 勁草書房
出版業界は連日、お通夜の情態であるが、過日は珍しく書店に足を運んで、心が明るくなった。懐かしい良書が幾冊も復刊されており、「書物復権」の帯とともに平積みされていたからである。十の出版社が読者からのリクエストを基に、共同復刊する。このような姿勢を眺めていると、まだまだ日本も棄てたものではないと感じる。私は以下の三冊を求めた。
『パンセ』 パスカル著 白水社
『虚構世界の存在論』 三浦俊彦著 勁草書房
『パースの哲学について本当のことを知りたい人のために』 コーネリス・ドヴァ