【読書記録】四月になれば彼女は、映画の映像がキレイで気になるけど……。
本屋さんで、こういったパネル展示とか
映画の予告編がバンバン流れていて
つい手に取ってしまった1冊。
やっと、読み終わりました。
この本は、
一気読みがどうしてもできませんでした。
四月になれば彼女は
予備知識
あなたは、音楽が好きですか?
サイモン&ガーファンクルは?
私は久しぶりに聞きました。
この方のお名前を。
確か英語の先生が好きで、
1曲、歌詞を訳すのが授業でした。
あの時は「サウンド・オブ・サイレンス」
でも、この歌は知りませんでした。
「四月になれば彼女は」
まぁ、知らなくてもこの本は読めますが
予備知識として入れておくのも
おもしろいと思って紹介しました。
もし、あなたがこの本を手に取るならば。
読了後の感想
あぁ~もやもやする!
そんな感じです。
恋愛なき時代の恋愛小説
と帯に書かれていました。
そうこの本は、今まで読んできた
恋愛小説でお決まりのハッピーエンド♡
ではないからなのかもしれません。
だから、私はすっきりしないのかも。
もしくは、この小説に出てくる人物が
何かを抱えていて
それでも愛を探し続けているからなのか。
この本の主人公は精神科医の男性。
もうすぐ婚約するようですが、
何やら元カノからの手紙が届き、
婚約者は行方不明になり、
真実を知り、
もがく主人公って感じでしょうか。
サブキャラの先輩や
大学の写真部の友人、
精神科医の同僚、
婚約者の妹も、なかなか曲者。
「ただ好き。」っていう感情がそこにあり、
二人を取り巻く周りの人が翻弄される。
それを、自分のせいって思い込んだら
ダメですよね。
もっと、軽くいかないとぉ!って
私は思ってしまいました。
あとがきに、あさのあつこさんが
って書くぐらいです。
そう、私もぜひ読んでとはおすすめできません。
でも、
なぜか続きが気になるから
最後まで読み切ってしまえる怖い本です。
そういう感情を味わってみたい人は
それも感動でしょって思えるあなたなら、
川村元気さんの「四月になれば彼女は」を
小説で読んでみてください。
ただね、この本をすすめきれない私でも
読むときれいな情景が思い浮かぶんです。
ボリビアのウニユ塩湖とか、
プラハの大きな時計台とか、
アイスランドの黒い砂の海とか……。
これを映像で見てみたい。
この小説を画にしたら、きっとキレイ。
だから惹かれてしまうのです。
けれど、このもやもや感が邪魔をします。
原作の力が、私の足を引っ張っています。
自然の力と、人間模様の間を行ったりきたり。
軽やかに生きていきたい。
私は、そう思っているのでしょう。
だから、映画館へ行くのを躊躇している。
そういう私を発見しました。