見出し画像

こどもになる237話:みんなが繋がった日。

2022年1月17日。
阪神淡路大震災の起こった日

木口福祉財団さんとの未来会議にて
私のたいせつな仲間が繋がりました。

映画「みんなのがっこう」の舞台となった
大空小学校の元校長先生
#木村泰子  さんも参加してくださいました。

#木口福祉財団  の理事長よしみさんに
こんな人おられますと、紹介した日

「さっちゃん。私、この人好き。」
「直感だけど」
「まず、私たちが泰子さんを知りたい!」

よしみさんは、関西の母のような女性です。
私は、その願いを叶えたく
その日のうちに、泰子さんへ連絡しました。

「さっちゃん。大丈夫やで!」

めちゃくちゃお忙しい泰子さんが
スケジュール調整してくださったのです。

木口福祉財団×こどもになる
みんなが繋がった日を残します。

私たちを繋いでくれたのは、
こどもたちだった。

大空小学校で泰子さんとかかわり
その後、私と活動を共にしてきた
ある一人の男の子が
泰子さんに、手紙を送っていたのです。

「さっちゃんと川口さんに会ってほしい」

川口さんは、彼の親友です。
一般社団法人こどもになるの仲間です。

2人は「スマホを味方にしている」という
共通点があります。
喋れない彼と覚えられない川口さん。

こども×おとな 凸凹コンビが学びあい
ワクワクしてる姿が、たのしいのです。

私はもっぱら、彼の見えない部分のサポート役。
見える部分の川口さんと
見えない部分のさっちゃん。
こちらも凸凹コンビですが…w

彼が、みんなを繋いでくれたのです。
長いコロナが少し落ち着き
会いに行った日のnoteです。

泰子さんは
私のこと「ずっと一緒にいたみたい」と
皆さんに紹介してくださり

(オンラインにて、音が拾えずドタバタしながら)

私には、バッチリ聞こえて
ニヤニヤがとまらんかったです。

とても嬉しかったのは
泰子さんの紹介を…と伝えていましたが
泰子さんは、
私と共にかかわるこどもたちの話を
見えるかたちで丁寧に
伝えてくださったのです。

ぜんぶ、主語が「こども」なのです。

本当にきもちがいい。
だから、私は、泰子さんがだいすきです。

僕の夢は大空の職員室をつくることです。

大空の職員室は
誰も一人にしない場所だからです。


私のこどもになるの活動の理念
「誰かを一人にしない」

それを知った彼が、ある時、
泰子先生とさっちゃんは同じなんだ。
そう教えてくれたことを思い出します。

同じなわけがないのです。
私は、学校の先生ではありません。
なぜか、先生と呼ばれない「さっちゃん」

私は、学校のルールが
できる人たちにとってのルールな気がして
好きではありません。

みんな、ちがうのです。

ただ、喋れない彼が教えてくれました。
彼は、できないことが多い分
感覚や表現が研ぎ澄まされているんだと
感じることが、よくあります。

できないから、できることが
よくよくわかるんだ!って、教えてくれた。

仲間の川口さんも言いました。
「僕が、彼に教えてもらってるんや」
「彼に、僕が術を教えたように言うな」って
叱られました。

ほんとうにそうだと、心から思います。

あぁ、勝手に「学校」とか「先生」とか
枠をつくってるのは、大人かもしれない。

こどもになる。

大人の姿は、こどもの姿に戻れません。
でも、枠をとっぱらって、一緒に考える。

わかろうとする。
受け入れる。
これは、こどももおとなもできることしかない。

そんな風に思うと、シンプルです!
泰子さんの話を木口福祉財団のスタッフ
皆さん
真剣に、優しく、丁寧に聞いてくださいました。

本当にうれしかったです。

あそび心をもって、話しあえる仲間がすき。

泰子さんのお話の中に登場した
大空の卒業生であり、私が管理者を努める
ル・クッカー卒業生のせいしろう君の言葉です。

人にとって、一番大切なのは「平和」です。
平和って、とっても簡単です。
自分が自分の隣の人だけ幸せにすれば
すぐみんな幸せになります。

じげんばくだんをつくり
学校を破壊すると言ってた彼が
卒業の日に伝えた言葉。

そっか…また、教えられました。

みんなのがっこうは、
木口福祉財団さんだ!って
そんな風にできるって、確信しました。

財団のイメージを壊したいって
年末の未来会議の際、スタッフさんの想いを
受けとめ、その日に臨みました。

隣の人だけでいい。
たった一人でいい。
それなら、きっと、私にもできる。

その連鎖が「平和」になるんだとしたら
環境と人の揃っているこの場所で
できないことはないんだなぁ…って
うれしくあったかいキモチになったのです。

みんなでディスカッションしながら
笑い声がたえません。
フレンドリーになると、毒もでます!

川口さん
「泰子さん、ここ芦屋ですよ」

泰子さん
「失礼いたしました、オホホホ~」

私は、あそび心ある大人がだいすきです。
大変をおもしろがれるくらいが
ホッとします。安心感です。

問いをたてるのが得意な川口さんが
「先生」について、質問しました。

「先生」でいなきゃというプレッシャーも
半端ないんじゃないかということです。
福祉財団さんと同じ
イメージを壊したい…って思う先生も
たくさんおられるんじゃないかと
仮説がたちます。

泰子さんの答えに、私はうなりました。
わかりやすく言えば
「先生」も「障害」もおなじ感覚なんや。

例えば、ダウン症の子が3人いたら
背景も症状も家族も…ぜんぶちがう。

とにかく、みんなちがうんやで!!

みんなちがってみんないいはずなのに
きれいな言葉やSDGSは
飛び交ってるのに…

根本の問題解決になっていないんじゃないか。
私が、課題を突きつけられたようなキモチ。

学校の先生が、疲弊し、助けて…って
私にくる相談なんて、氷山の一角なのです。

自分事として、もっと考えたい。
ただ、私にもできないことが多いから
あそび心ある仲間を頼り
私にしかできないことを貫きます。

誰かを一人にしない人は、応援してくれる。

実は、この日。
木口福祉財団さん以外の時間は
どうしようもない状況のお母さんを
一人にしたくなくて
朝晩、訪問した場所がありました。

早朝や夜間。休日とか…
ルールがあるからって
行政機関には、助けに来てもらえません。

〈こどもになる〉にくる相談は
構えられた場所へ行けない人が多い。

だから、私が会いに行きます。

私が見てきた景色の中で
すぐ動くのは、警察な気がします。
でも、その日の夜間、お母さんは
救急車を呼びました。

ここでは、うまく表現できない。
また、ゆっくり残すこととして…

この日の未来会議の前後は
より「きょういく」とか
色々決められた「枠」について
問いをたてながら、動く自分がいました。

夜、その場に行く前に
私は泰子さんへ電話しました。

今日のありがとうを伝えたら
「さっちゃん、私にありがとう言わんでえぇ!」
って(後輩だから??😌)

優しい泰子さんに伝えたら
お守りになるような気がしたんです。

「今から、こんな場所に行く」って伝えた。

笑ってた泰子さんが、急に真剣に、優しく
「気をつけて行っておいでや」って
おくり出してくださったのです。

誰かを一人にしない人は
誰かの行動・想いを否定しない。
応援してくれる。


木口福祉財団の理事、よしみさんも
それまでに起こったこと。
会議前、私の話を聞き包んでくださいました。

財団に出勤してるセラピー犬の
蘭ちゃんにもめっちゃ癒されながら…

私に、仲間が安心をくれるから
私は、どこにだっていけるんだ。

誰かを一人にしない活動は
私を応援してくださる仲間のおかげで
ぜんぶ、繋がっていく…!!

そう再確認した日。

みんなが繋がりました。
とてもとてもとても嬉しかったです。

●一般社団法人 こどもになるHP
https://sana-hoiku.com/
※こどもになるSTORY&想いのコンテンツ

●こどもになるch
https://youtube.com/channel/UCUo-ARGbmXfZV11-dDN7itw
※誰かを一人にしない寄り添う言葉伝えています。

●こどもになる オンラインサロン
https://www.facebook.com/groups/859892811096098
※お母さん達とこども達の想いを届ける場
※無料なので誰でも参加出来ます

●こどもになる 公式LINEアカウント
https://lin.ee/2Mzcbmt1F
※こどもになるの取組を定期的に配信

●瀧幸子 facebook
https://www.facebook.com/profile.php?id=100011984982656

●ルクッカー 公式Instagram
https://www.instagram.com/le_cooker_/?hl=ja
※フランス料理店がやっている放課後等デイサービス
#こどもになる
#療育
#保育
#こども
#子供
#障害者
#子どもに教えられたこと
#みんなの学校
#大空小学校

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集