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【親の成長】子どもの好きな世界にひたる #16 子どものこころ専門医の失敗子育て
私は、倹約家の母に育てられたためか、「お金の無駄」「何の意味があるの」とついつい言ってしまいます。
「親の気持ちをわかってほしい」と、子育てをしていて、よく思います。
一方で、子どもたちも、「子どもの気持ちをわかってほしい」と考えているかもしれません。
そこで、まずは、子どもたちの好きなものに目を向けてみました。
登場人物
私 30代 子どものこころ専門医
長男 小学5年生
長女 小学2年生
すみっコぐらし
長女の好きなキャラクターたちです。
キャラクターものはアンパンマンしか認めていませんでした。
保育園で、すみっコぐらしを知った長女。
「とんかつの ピンクの ところは、ちょっとしか ないんだよ。」
「とかげは、 おかあさんと はなればなれ だって。」
「ぺんぎん?は、ぺんぎんじゃないんだよ。」
不思議な世界観に興味がわいてきます。
長女と一緒に公式サイトで勉強し始めました。
キャラクターそれぞれに、少しずつエピソードが盛り込まれており、わかりやすくなっています。
すみっコで生きる子たちに、ドラマがあり、健気に生きている姿自体も引き込まれるものがあります。
それからは、すみっコぐらしの商品をみつけると、ついつい目が向いてしまい、長女に声をかけるようになってしまいました。
宇宙
長男の好みは、先の記事でも書いている「宇宙」です。
きっかけは、私と妻が読んでいた宇宙兄弟でしたが、あくまでストーリーとしての「スキ」でした。
私自身は、今生きている人たちが大切であり、宇宙開発は税金の無駄とまで考えていました。
しかし、長男が宇宙に惹かれてから勉強すると、カーナビや地図アプリが、人工衛星のおかげで開発されて性能が上がっていることなどを知りました。
何より、長男が宇宙に行きたいというなら、どんな世界か知りたいと思いました。
そして、JAXAを見学したり、天体観測に参加する内に、税金の無駄ではなく、科学の叡智を集めて、人の役に立とうとする。
その裏に、ロマンがあるのだと気づきました。
子育てしながら、親が育てられている。
子育てというと、親が子どもに何かを与えているようなイメージを持ちます。
しかし、子どもからの影響で、親の方が変化する、ある意味、成長しているように感じることがあります。
すみっコぐらしも宇宙も、子どもたちに習わないと、絶対興味を持つことなく、人生を終えていた気がします。