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クリスマスに「わたしのきもちと子どもの権利」ワークをしました

あっという間に2022年も暮れていきます。
みなさま、いかがお過ごしですか?

2022年は、『きかせてあなたのきもち 子どもの権利ってしってる?』(ひだまり舎)とともに、さまざまな場所で子どもやおとなと子どもの権利のおはなしをしてきました。
多くの皆さんに出会えたこと、ともに学べたことに感謝です。

クリスマスの日は、京都にあるハピネスこども食堂さんの
クリスマス会に呼ばれて豆本「わたしのきもちと子どものけんり」
をもとにワークをしてきました。
折り紙の素敵な手作りのツリーの前で話せてうれしい。

まずは、豆本をちょきちょき作るところからはじまり・・・
『きかせてあなたのきもち 子どもの権利ってしってる?』
をハピネスこども食堂にプレゼントしたこと、
それをきっかけにクリスマス会に呼んでもらったこと、
なぜ絵本をつくったのかを話しました。
コロナで子どもたちがいっぱい我慢していること、
でも、子どもの権利も同じくらい大切であることを
知ってほしいと思ったことを伝えました。


写真は、「子どもの権利ってしってるひと~?」と尋ねているところです。
子どももおとなも、全体で1人手が上がってたかな、という感じでした。
「じんけん?」「道徳?」っていう言葉が出ていたように思います。

「子どもの権利は、子どものときにしか使えない権利だから、みんなに知ってほしいと思って、今日は来させてもらったんだよ」と話しました。

まずは、今日のきもちを書き出すところから。
わたしは、「うれしい」が多めで、年末だから「つかれてる」もあることを伝えました。

その後、子どもたちの考える時間。
それぞれ色えんぴつやクレヨンを使って、豆本の表紙に描き込んでくれていました。

ハピネスこども食堂の理事長宇野サンタがみんなのワークを見守っています

「うれしい」とか「楽しい」と描いている子どもたちが多かったです。
この場所が安心で、自分の素直な気持ちを出しても大丈夫だという雰囲気があることを感じました。

気持ちを出せるかどうかは場への安心が土台にあり、
子どもの権利学習においても不可欠の要素です。
つまり、ワークの内容そのものよりも、
場がどうであるかが重要なんですが、そのあたりは、
ふだんから子ども食堂を大切につくってこられた場の安心感と
あたたかさがあり、そこに助けられてワークを行いました。

そのあとは、「気持ちは子どもの権利のめじるし」であること、
どんな気持ちもみんなの大事な大事な気持ちなんだよ、と伝えました。
権利を知らないと使うことができないことから、
子どもの権利を紹介しました。

子どもたち、よく聴いてくれていて、
「じゅぎょう、たのしかった」(授業ちゃうけど)
と言ってくれる子もいてうれしかったです。

ふだん、私は直接子どもに権利を届けるワークをしません。
これまでご依頼があってもお断りしてきました。
それは、子どもが日常的にかかわっているおとなから伝えられ、
おとなとともに学び、声を出し合える関係になっていくことが
大切だと考えるからです。

それでも、今回豆本を活用してワークをするのであれば、
子どもに権利を伝える導入の部分の役割であり、
私が担える部分もあるかもしれない、とも思いました。
そのうえで、日々の子どもたちとの生活のなかで
『きかせてあなたのきもち 子どもの権利ってしってる?』の付録
ワークシートなどを活用しながら子どもの声を聴く機会を
もっていただけたら嬉しいなと思っています。

『きかせてあなたのきもち 子どもの権利ってしってる?』付録ワークシート

2022年のおわりに子ども時代の経験を踏まえ
地域で開かれた場をつくろうとされた宇野さんのチャレンジである
ハピネス子ども食堂におじゃまできたこと、
子どもの権利を伝える機会をいただけてうれしかったです。
ありがとうございました。

今年も一年ありがとうございました。
みなさま、どうか良いお年をお迎えください。


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