夏休み親子ワークショップ@まちの駅八王子CHITOSEYA
子どもたちが夏休みに入ったばかりの7月21日(日)、東京八王子市の「まちの駅八王子CHITOSEYA」の主催で親子向けアートワークショップを行いました。プロジェクトから、momoと中村がファシリテーターとして伺いました。
当日は、5組の親子+スタッフさん2名、合計13名の方がワークショップに参加して下さいました。年齢は3才から大人まで、小学生や中学生もわいわい賑やかなに楽しい時間となりました。
まず、絵本「ようこそ こどものけんりのほん」(えがしらみちこ絵 子どもの権利・きもちプロジェクト文 白泉社)を途中まで読んで、「子どもの権利」のお話しをしました。小さいお子さんも一生懸命、お話を聞いてくれましたよ。
絵本から「子どもの権利」は世界中の大人たちが、子どもたちとした約束であることが分かりました。それは、すべての子どもが元気に楽しく、安全で安心して生きることを大人たちは応援するよ!という約束。みんなももう、約束してるんだよというと、子どもたちはちょっとびっくりした顔に。
でもこの約束、目に見えないね。約束ってどこにあるのかな?約束が守られているか、いないかはどうやったらわかるのかな?と問いかけます。
子どもたちからは、「約束は見えなーい!」
「どこにあるか、わからなーい」という声。
実はね、この約束には目じるしがあります!
それは、あなたの気持ちなんだ。
嬉しい、楽しい、ほっこり、ゆったり…
そんな時は約束が守られていることが多いよ。
悲しい、苦しい、嫌だな、つまらない…
そんな時は約束が守られていないことが多いよ。
大人も完璧じゃなくて、間違えたり分からないこともあるんだよねー。子どもも我慢しちゃったり、大人に気を使ってしまうことない?
だから、約束を守るために!
子どもたは、約束の目じるしになる気持ちを色んなかたちで外に表していくとが大事なんだ。
大人たちは、子どもたちの色んなかたち表される声に耳を傾けて一緒に考えることが大切です。それとともに、自分自身の声にも耳を傾けてひとりで頑張らないことも重要ですね。
気持ちも約束と同じで目には見えないね。
見えないけど、ちゃんとあるね。この時、胸に手を当てて頷く子もいました。
目には見えない自分の気持ちを表す方法はたくさんあります。言葉やお手紙、歌ったり踊っり、絵を描いてもいい。
それでね、今日はコラージュという工作で自分の気持ちを出してみようと思います。コラージュとは、フランス語で糊付けという意味です。フランスは、今度オリンピックをやる国だね。
ということで、ここから工作タイム。
色画用紙の真ん中に貼ってある人を自分だと思って、この人が元気に楽しくのびのび出来るように、羽をつけたり周りに好きなものを描いたり貼ったりしていきます。
おとなの人は、今は叶わないけれど…こうなりたいと思うご自身の姿をイメージしてみて下さい。こんな世界に居たいなーでもいいです。お子さんとの関係というより、自分自身の願望や願い、今の気持ちです。その中にお子さんや家族が出てきても大丈夫です。
みなさん、思い思いに集中して取り組んでいました。35分くらいで、次々と素敵な作品ができましたよ。
参加して下さったみんなの作品を見せ合う時間。それぞれ違って面白い!誰かのお話しに頷いたり、コメントしたり、楽しい時間になりました。
休憩をはさんで、最後に絵本の続きをみんなで聞きました。毎日の暮らしの中で、気持ちを伝え合ったり、聞き合ったり。子どもの権利は暮らしのなかで、一緒に育てていくもの。
約束(権利)はみんなお守り!
終わってから、参加されていた方からもう少し時間をかけてゆっくり、ネガティブな感情なども出すようなコラージュやワークができたらいいなという感想を頂きました。気持ちは、ポジティブなものも、ネガティヴなものもどれも大切。どれも権利の目じるしです。
今回は出来ませんでしたが、そういった内容のワークショップもあるので、また一緒に出来たらいなと思いました。
今回のワークショップを通じて、子どもの権利を身近に感じて頂けたかなと思います。より理解を深めるために、お土産にお渡ししたフリーペパー「わたしのきもちと子どものけんり」も活用して頂けたらと思います。
朝からとても暑い日でした。ご参加くださったみなさん、スタッフのみなさま、本当にありがとうございました。
(momo)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?