起きられない朝と絵本
今日は寒いから、
ゆっくりめの訪問。
それでも、布団からでてこない。
家の人が怒っても
ピクリともしない。
「大丈夫?」
布団のそばにいって
背中と頭を、なぜなぜした。
(出会って半年以上。初めてさわった)
モゾモゾ …
頭が動いた。
11歳なのに、
白髪が多いなぁ。
色々、苦労してるからかな…
「学校いかへんの?」
「う~」
「ホットミルクティー、一緒に飲もか?」
「う~、、、ん」
しつこいオバハンに諦めたのか、
渋々、起きた。
ミルクティーを飲んで
元気が出たみたい。
「学校にいく。…今、絵、描いてる」
「おっ、そうなんや。また見せてね」
「うん」
「給食、間に合うね。いこか」
前に、訪問した時に読んだ
絵本「百まいのドレス」
覚えてくれていたのかな。
絵本のあらすじ:「百まいのドレス」を持っていると言い張る、まずしいポーランド移民の女の子ワンダ。人気者で活発なペギーが先頭に立って、みんなでワンダをからかいます。ペギーの親友マデラインは、よくないことだと感じながら、だまって見ていました…。 ところが、思わぬことが!胸がキュンとして、じんわりきます。
声をかけても、