身体の硬さ①〜発達の気になるお子さま、実は身体が硬いことが多くって・・・!?
さて、発達の気になるお子さま・・・こんな共通項が時にあります。ズバリ、身体が硬いことが多い。
単にそういう身体、体質なの〜!
ではなく、これが東洋医学の観点からだと色々と考えられるものがあって…!
ここから導き出す対応もあったりする・・・ということで、今日からは身体の硬さにフォーカスしてお話をして参りますね。
■身体の硬さ、こういった理由が!?
発達が気になるお子様たち、実は・・・無駄に身体に力が入っていることが多いです。
・ 全身の力をうまく抜くことができない。(いつも体が強張っている)
・ 指先の力のコントロールが上手にできない
・ 関節の動きがスムーズにいかない
こうした事例が特に多くみられます。
では、なぜこのようなことが起こるのでしょう。
■東洋医学で語る、発育。
まずは、東洋医学で子供の発育について触れられている部分を抜き出してみます。
【五遅五軟】
東洋医学では発育不全を「五遅五軟」という表現であらわします。
<五遅>
立遅(りっち) 1歳になっても一人で立ちあがれないこと
行遅(こうち) 2、3歳になっても一人で歩行ができないもの
髪遅(はっち) 生後に髪が無く、またその後も髪が伸びず長くてもまばらなもの
歯遅(しち) 生後10ヶ月たっても歯が出てこないもの
語遅(ごち) 4~5歳位になってもまだ話すことができないもの
<五軟>
頭軟(ずなん) 頭を持ち上げられない 大泉門や小泉門がとじない
項軟(こうなん) 首がすわらないこと
手足軟(しゅそくなん) 手軟: 物を持ち上げたり握れない
足軟: 足に力が入らず立てない
筋肉軟(きんにくなん) 筋肉が緩み動きに力がない
口軟(こうなん) しっかり口唇を閉じて噛むことができずヨダレが垂れる
■これらをチェック&語ると・・・
あらら?となりませんか?
だって、筋肉が強張るどころか記述の中では「柔らかくて力が入らない」ってなっていますからね〜。
五軟については「軟」の字の通り、運動能力がなく筋力もない状態を表しています。
つまり運動麻痺のことになります。
う~ん、”発育不全”というくくりでは、残念ながら「無駄に力がはいる」の原因は見つけられませんでした。
が。ここが東洋医学の面白いところ!
東洋医学って、色々なモノサシを持っているんです。
例えば、【臓腑】という観点。
そう、「発育不全 - 五遅五軟」の観点ではなく、今度は東洋医学のルールのうち、臓器の性質から身体の硬さに関するヒントがないか探してみるのです!
モノサシが変われば、自ずと見えるものも変わりますからね♪
※参考文献
高金亮(2008年)「中医基本用語辞典」東洋学術出版社
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