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少食のお悩み!お子さま編③〜具体的な対策を3つの角度から!

さて、食が細い軍団は「脾虚」体質ですというお話をしましたが・・・
「えええ!なんか病気?」
って思わないでね。
TEAM脾虚、食事の量をあまり食べられないだけで健やかに成長していきます。

ただ、この体質は東洋医学でいう「脾」の性質の影響で湿気・甘みの取り過ぎ・冷えがほかの体質の方より苦手です。これからその対策を書いて参りますね。

■湿気が多いとこんなことが起きる

前回「脾」って食べたものをエネルギーにかえて水とともに全身に送る現場、というお話をしました。
食べ物から栄養を吸い上げて消化吸収、代謝もお手伝いしています。生きていくために必要なエネルギーを作り出すところですね。

なので、基本忙しいです。よく働きます。
が、苦手な湿度が高いと動きが鈍ります。軽やかに活動できなくなるという性質があるのです。

こんな経験ありませんか?湿度が高いと身体がだるくなる・・・
まさにそれ。
脾虚さんの場合、ほかの方に比べてその傾向が強く出ます。

雨の滴を受けるネコ草。


<湿気多いと起こりやすいこと>

・食欲が落ちる
・下痢や泥状の便になるか逆に便秘になる
・手足やからだがだるく重い
・眠くなる
・お腹が張った感じが強い
・吐き気
・気分が沈む
・頭が重い

いかがでしょう。
思い当たることありませんか?

■湿気が来る!環境と対策を。

湿気のある時・・・梅雨時や台風シーズン、あとは長雨が続くとめっちゃ湿度あがりますよね。
そこはわかりやすいし対策がしやすいし、すでにされている方も多いかと思いますがざっと上げてみますね。

【環境面の湿気対策】

エアコンや除湿機をうまく活用しましょう。

また土地柄で湿気の多い場所もあります。
この場合、除湿対策だけでなく風通しをよくして家の空気を対流させましょう。

■食べ物で身体に湿気が!?その対策も。

さて、うっかり忘れがちなのが「食べ物」からの「湿気」。東洋医学では『湿邪/しつじゃ』というくらいの病理的な問題にもなるものです。
特定の食べ物の性質によって、身体の中が湿度が高い環境の様に・・・湿気が増える感じになっちゃうんですよね。

食材にはそれぞれ性質があります。たとえば柑橘系ってすっきりした酸味で口の中がさっぱりしますよね。その観点で、湿気を含んでいたり、身体の中に重だるく残りそうな印象の食材とか食べ物って、何か思い浮かびますか?
『湿』っていうくらいだからベとべとねっとりしたもの・・・!

答えは油もの甘いものです。

食べた後お茶や水で口のなかをさっぱりさせたくなりませんか?油もですが甘みも食べ過ぎるとカラダに湿気がたまります。
なのでこの2種類、続けて食べると結構しんどくなるお子さんが多いです。

子供に人気の食べ物というところがジレンマです。。。

【食べ物の観点での対策】

あまり神経質にならず、揚げ物やバターを多めに使ったご飯を食べた日のおやつは、ポテチや洋菓子系はやめておこう・・・と、いうくらいの気持ちで良いかと思います。

あ、でもアイスだけは気をつけて!

めっちゃ湿度数が高いです。
おまけに冷える。。。。
ごくごくたまに食べるくらいにとどめておくのがベターですね。

■そして、『冷え』は避けたい・・・!

冷えると血行不良になっちゃいます。
それは大人も子供も同じ。

そうすると「脾」だけでなくカラダ全体の働きが落ちてくる。気温の低さからもですが飲食での冷えもばかにできません。

【冷えの対策】

・冷たいものをとりすぎない
・腹巻きおすすめ
・冬場はカイロで仙骨やお腹を温めて

これは簡単にできますね・・・!

■食の細いお子さま、まとめ♪

食の細いお子様ってこんな体質が隠れているんだよーと、いうお話をしてきました。

まとめると・・・

・たくさん食べなくても元気ならそれがその子にとっての適量
・無理して食べると逆にカラダに負担がかかる
・おかずは一口サイズにカットしてみよう
・油と甘みはとりすぎると消化不良に
・湿度高いのは苦手、冷えも苦手
・食前・食事中水飲みすぎない
・ともかくちゃんと噛むこと

なお、極端に食事量が減ったら注意!

ほかの体質と混ざり合って、食が細い場合もあるのでまたの機会にお伝えしますね。
以上の内容、意識すると身体も整います。ぜひやってみてくださいね♪


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