スキームを知れば、対策が打てる! 便秘〜種類と対策を語ります④
さてさて、連日お話をして参りました便秘について。
本日は最後のカテゴリーですが…実はちょっと厄介でもあるタイプ!?今日はその性質と食べ物など、一気に語って参りますよ〜!
■便秘カテゴリー④:内臓の冷えにより、腸の動きが悪くなる
東洋医学的に、『陽虚証』と言われるものです。寒さで凍りついた水、水道が固まってしまっているという例えでご説明したタイプですね。
そしてコチラはめっちゃ身体のパワーがない上に、冷えが強いため起こる便秘です。
本来、水は流れていたら全部凍ってしまうことはありません。巡りが悪くなりそこに冷えが入ると固まるのです。イメージできますか?
陽虚=気虚+強烈な冷え&顕著な水滞(むくみなど)
つまり、エネルギー不足で体を温める力も水を動かす力がなくて、顕著な冷えと顕著な水滞が引き起こされます。気虚が続いたから強烈に冷えてきて、水の巡りも悪くなる…この悪循環で陽虚証は作られます。
陽虚証の便秘の特徴としては…
色 ・・・ 黒い
質感 ・・・ 固い 冷え固まってカチカチ
量 ・・・ 少なめ
臭い ・・・ 腐った玉ねぎや腐った卵の臭い
腸 ・・・ いつも便が滞在している感じ
陽虚便秘の特徴はともかく出ない、出てこないこと。そして、臭いにも特徴があります。お腹や腸(特に下行結腸)が冷えるとタンパク質を分解する際に、「腐った玉ねぎ臭」「腐った卵臭」を発生させます。(メチルメルカプタンや硫黄化合物が発生するため)
■結構厄介な、その陽虚(気虚+冷え)の方の対処法!
何より大事なことは、強烈な冷えをとること。冷えが取れてくるとダブついた水が動き出します。(例:むくみが取れてくるなど)
この二つが解消してきたら、カテゴリー③気虚証と同じ解決法が使えます。では冷え取りについて、何を避けて何を食べたらよいのでしょうか。
*避けるもの
・ 冷たい飲み物は避ける → 常温より暖かいものにする
・ 熱帯や夏が旬の食材はあまり使わないようにする
例えば…バナナ←潤す作用がありますが、冷やす作用もあるので陽虚タイプの便秘の方には向いていません。
という次第で、まず身体を冷やす作用の強いものを避けてから、次に温める力の強い食材をとっていきます。
*オススメのもの
・ ネギ
・ まぐろ
・ えび
・ にんにく
・ 羊肉
・ 乾姜 (蒸して干した生姜が生姜の食べ方では一番身体を温めます)
鍋にぴったりな食材ばかりです。
飲み物ならウイスキーがダントツにからだを温めてくれます。(もちろん大人の皆さん向けです)お子様ならホットミルクにシナモンパウダーをかけてもいいですね。
<今日のまとめ>
陽虚証の便秘は身体の中から温めて改善しよう
■一言に便秘といえど、色々でしたね。
と、いった感じで…同じ便秘という言葉であれど、そのスキームと対策は結構違うものなんですよね。
手順もポイントになるのが東洋医学の面白いところです。そしてこういった身体のことを知れば知るほどに、日常が過ごしやすくなるんですよね♪
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私の携わった記事もございます、今回の食とはまた別のスポットから健康についてお話していますので是非ご覧ください♪
そしてこれらを実践していただくと、身体の反応を感じていただけますので…是非気になっている方、お試しください♪
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