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台風の備えは大丈夫ですか?

夏は熱帯低気圧が発生しやすい季節です。
台風も熱帯低気圧の一部ですが、日本の基準で熱帯低気圧の最大風速17.2m/s以上のものが台風と呼ばれます。

沖縄は台風の通り道と呼ばれるほど台風の発生が多いので、うちなーんちゅの皆さんは台風対策も慣れていると思いますが、今一度、台風の備えを確認しましょう。



◆警戒レベル

令和3年、避難勧告は廃止され、警戒レベル4の避難指示で、必ず避難することになりました。
警戒レベルは1→5の順で、危険度が低→高になっています。

画像:内閣府防災ガイドライン

◆台風対策のポイント

  • 屋根
    瓦の破損やトタンのめくれなどがあれば補修しておきましょう

  • 窓ガラス
    窓は鍵をかけ、飛来物に備え板張りするのも有効です

  • 雨どい
    落ち葉などがつまっていたら事前に清掃しましょう

  • ブロック塀
    ひび割れやぐらつきは撤去や補修をしておきましょう

  • ベランダ
    飛散の危険があるものは室内へ移動しましょう

  • 浸水
    浸水の恐れがある地域は、土のうや水のうを玄関や出入口に置いて浸水を防ぎましょう。水のうは、大きなゴミ袋を二重にし、水を半分くらい入れて縛るとすぐ作ることができます。


◆普段から用意しておきたい備蓄

台風時は停電だけでなく、断水などライフラインが遮断される恐れがあります。
平常時から常備しておきたいものをピックアップします。


  • 断水に備え、飲料水は3〜7日分を目安に、家族の人数分を用意しておきましょう。
    飲み水とは別に生活用水として浴槽や大きな桶などに水を貯めておくといいですね。

  • 食糧
    災害用の食料も最低3日分は確保しておきたいものです。長期保存用の食糧は価格が高く家族分を用意するのはなかなか難しいので、普段お使いの缶詰や乾物、レトルト食品などをローリングストック(賞味期限の近いものから順番に使っていく)すると、いざと言う時も安心です。

  • 電気
    モバイルバッテリーや小型の蓄電池などで、電気を確保しておくと安心です。
    停電で真っ暗な室内で過ごしたり移動することがないよう、懐中電灯やLEDライトなども用意しておきましょう。懐中電灯やラジオなどの電池も定期的に確認して、普段から買い置きおきする習慣をつくるといいですね。

  • 消耗品
    断水で食器を洗えない時に備え、ラップを巻いて使ったり、使い捨て容器なども用意しておきましょう。簡易トイレやウェットティッシュなどのペーパー類も多めに用意してあると安心です。

  • カセットコンロ
    電気やガスが止まった時の調理に役立ちます。予備のカセットボンベも忘れずに。

  • キャンプ用品
    災害時にはキャンプ用品が活躍します。調理用品やライト、クーラーボックスの他、100円ショップなどでもさまざまなキャンプ用品を揃えることができるので、必要と思われるグッズを用意しておきましょう。

 

◆ハザードマップ

家の近くの災害危険場所はどこか把握していますか?
自治体が公表しているハザードマップには、災害別ごとに危険なエリアが示されています。
地域のハザードマップは、国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」で探すことができます。


ハザードマップポータルサイト

また、災害種別ごとの指定避難場所や避難所なども確認しておき、そこに辿り着くまでの安全な避難ルートについても家族で決めておきましょう。
自宅付近だけでなく、学校や勤務先などの周辺情報を知っておくことも大切です。


◆災害用伝言サービス

大災害発生時には、通信各社のポータルサイトで「災害用伝言サービス」が開設されます。電話の他、パソコンなどからも安否確認や避難場所の連絡などができるので、日頃から家族で使い方をシェアしておきましょう。

災害用伝言ダイヤル 171

災害伝言サービス171

◇WEB災害用伝言板
https://www.web171.jp/


台風や災害は突然やってきます。

その時に困らないよう、自分で備えておくことも大切ですが、地域コミュニティの防災訓練へ参加したり、ご近所さんと顔見知りになっておき、お互い助け合いもができるようにしておくとさらに安心ですね。


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