ブランディングトレース#4 Nudo
本日のブランディングトレースは、メンズメイクアップブランドである、Nudoをトレースしていきます。
私がメンズメイクアップブランドの立ち上げをしている真っ最中ということもあり、情報の整理もかねてまずは同業界から行っています。
改めて、ブランディングトレースを行う際での自分ルールを書いています。
・1時間以内でアウトプット
・HPの情報と商品以外の情報は調べない
・良いトレースは求めない
・思考の鍛錬をすることを目的にする
・まずは30本やる
身近な人がこれを見ると「それやってどうなるねん?」と思う人もいると思いますが、その質問をされるとイライラするので、先に答えておきます。
「自分がバカだからです」
それ以上でもそれ以下でもありません。
それでは今日もやっていきましょう!
企業概要
今日トレースする企業はメンズメイクアップ商品をECサイトを中心に展開しているNELです。メンズメイクアップ商品を展開するブランド名はNUDOで、NUDOから生まれたミレニアル世代向けのメディアhis&も誕生しています。ブランドメッセージでは、「Friend to Friend」と、ユーザーとの距離感を第一優先事項として置いているブランドです。
企業名:NEL,Inc
ブランド名:NUDO
サービス概要:メンズコスメ商品開発・販売事業
実際に、開発された商品はhis&公式メンバーとして、美容感度の高い男性を70人程と接点を持ち、Slackを活用して、公式メンバーのニーズや化粧品への要望を第一優先にして商品開発をしている経緯があります。
※2020年1月現在時点でhis&の会社概要が変更されているので、メディア売却をしている可能性が高いですが正式な情報は不明です。新しい社名の登記時期も2020年1月なので、個人の方にメディアを売却している可能性は大でしょう。経済不景気と合わせて、「メンズメイク」市場の大きさからメディア事業の継続にかかる投資コスパが合わず早期で売却したと思います。
今後のメンズメイクアップ市場について
コロナウイルスの影響で実店舗販売は無効1年が難しい状況なので、メンズメイクアップ市場もかなり厳しくなると思います。
メンズメイクアップの業界課題としては、男性のメイク体験できる場所が少ない事でした。伊勢丹新宿店や、マツモトキヨシ池袋店、アットコスメ原宿店などで、男性化粧品を専門に取り扱う店舗もでてきていたほどです。
商品機能ではなく、サービス・体験価値の比重を高くして、商品販売を行っていく取り組みはどの企業もこぞって行う戦略しでした。
また、メンズメイクアップ市場という比較的新しい市場で戦い、どの企業もブランドもチャレンジ枠としての取り組み(業界内で先行者利益を得るための投資)でしたので、今後は経済不景気と共に撤退しせざるを得ない企業やブランドは増えると思います。
しかしながら、明るい反面もあります。
従来の体験は、実店舗でしかできませんでしたが、今後はオンライン上での体験価値をどれだけ質高く提供できるかが重要になります。
動画を活用したメイク体験講座や、ライブ配信を活用したインタラクティブななクローズドなコミュニティ内での体験、今後はVRを活用したメイクレッスンもそう遠くはないと思います。
そうすると、もう大手の資本力とかではなく、質の良いコンテンツで勝負する、クオリティマーケティングの時代でもあるので、今までの当たり前の販売施策は通用しないと思います。広告もしかりです。
ブランディングトレース
最後になりましたが、NUDOのブランディングトレースはこちらです。