オムツチャレンジ→パンツ入学。
我が家には、7歳、5歳、3歳の息子たちがいます。
全員、下の方がゆるいです。
以前の記事でも『下がゆるい』と書いてるあたりで本当にゆるいんです。
日中よくお漏らしをする子が、夜の下事情はどうなのか。
これが、割とすぐにおねしょパンツが取れたりします。
長男4歳3か月、次男、4歳6か月、三男3歳6か月。
で、一応パンツを履いて寝ています。(三男の場合、自ら志願してオムツを履いていますが)
ということは、
膀胱には、問題ないという事です。
まだ膀胱が未発達で、うっかり漏らしちゃうとか、膀胱が小さくて、すぐにおしっこに行きたくなっちゃうとか。
「したくても出来ないんだね。うん、うん。それは、仕方がないよ。」
なんて、慰めてあげれる息子たちでは、ありませんでした。
「見たいテレビがあるからおしっこに行きたくないぃぃ。」
「今、おしっこに行くとさ、このおやつ取られるよね?ねぇ、絶対取られるよね?」
「ちょっと『トムとジェリー』観たらおしっこ行くね。」
え?もう、いい加減にしてくださいよ。
「何より優先すべきが、”おしっこ”じゃ~!!」
と、鬼の形相で追いかけてくる母から逃げるように彼らは、トイレへ駆け込みます。
トイレの神様、彼らを温かく迎えてやってください。
と、日中こんな感じの息子たちなのですが、夜は、10時間睡眠でも、夜トイレに行かせることもなく、おねしょをせずにノンストップで朝を迎えます。
朝、オムツからパンツに履き替えて登園。
年少は、そんな日々だったのですが、一度もおしっこを吸っていないオムツを捨てるというのもなんだかもったいない気が・・・。
母のもったいない精神が芽生え、長男には、夜また、同じオムツを・・・
三日ほど空のオムツを使っては、捨てるということをしてました。
が、しかし、ほとんどオムツを濡らすこともなかったので、
ええい、もったいないと思うなら、パンツにしちまえ!
と、母の一存により、長男は、オールパンツへと切り替わりました。
最初は、
「えっつ、パンツで寝てもいいの?」
「ははっ!おしりがスース―するな!」
なんて、どこぞのオヤジのような反応を示していた4歳児でしたが、パンツの快適さに目覚め、
「いや~、もうパンツで寝れない夜なんて、あり得ないよ。」
なんて、まるで、高層ホテルの一室でグラス片手に夜景を見ながら語る”ハイスペックな男”のように語っていました。
が、6歳になった頃より、彼のもともとゆるい下が、夜もゆるみ始めました。
連日でおねしょをするようになったのです。
そしてちょうどその頃、4歳半となっていた次男は、母のもったいない精神でやはり、オムツをとられ、夜のパンツデビューが決まりました。
「ねぇ、本当に大丈夫?僕、パンツ履いて寝ても大丈夫?」
と小心者の次男は、おっかなびっくりですが、楽天的な長男に、
「パンツで寝ると気持ちいいぞ~」
と背中を押され、パンツを履いておりました。
その長男が、連日のおねしょ。
もう、兄としての面目まるつぶれじゃん。と思っていたら、
「最近調子悪いわ~」
とあまり気にしていない。
しかも、夜おねしょしてしまったら、母の枕元に座敷わらじのように立ち、
「ねぇ、おねしょしちゃった。」
と母の耳元でつぶやき続ける。
もう、勘弁してくれ。
連日の寝不足で、私は、長男に、オムツを履いてくれと懇願しました。
流石に母に悪いと思った長男は、これを快諾。
彼は、またもやオムツを履いて寝ることとなりました。
が、一つ、長男からの条件が付けられました。
なんで、こっちが下出に出なあかんねん。
という、イラっと感は、置いておき、
「オムツ3回でおねしょしなかったら、パンツね。」
と彼からの提案に、私は、
「よし!」
と異論もなく、頷きました。
そう、長男ネーミング、
オムツチャレンジ!略してオムチャレ!
3回オムチャレが成功すると、パンツ入学ができるそうです。略してパン入。(なんで、こんなもん略すんだ・・・。)
よくわからない長男のアゲアゲ気分を、わざとへし折る必要もありません。
「よし!今日は、オムチャレ1♪やっていきたいと思いま~す。」
まるでユーチューバーのお姉さんのような口調で、母も乗っていきます。
そして、何が驚いたといえば、2歳児がつかっていた、ムーニーズのビックサイズのオムツが6歳児の長男が履けたことです。
ちなみに、7歳になった今でも、長男は、履けます。
2歳児と6歳児がオムツを履いている・・・。
その後ろ姿に、母は、笑いをかみ殺しました。
「いや~やっぱり、オムツは安心だねぇ。」
この前まで、”ハイスペックの出来る男”だったはずの長男が、今や、商工会議所のおっさんのように見えます。あれ、おかしいな。
安心、安全のオムツを履いて3晩。
彼は、晴れてパンツ入学。
と思いきや、4日目の晩にまたおねしょをしたので、またオムチャレへと戻ってきました。
そんなこんなを繰り返している、彼に次男という仲間が出来ました。
オムチャレ、パン入を行ったり来たりしている長男を横目に確実なるステップを踏んでいた次男ですが、あまりに面白い長男に引きずられ、おねしょをしてしまいました。
鬼の首を取ったかのように
「よし、オムチャレだ!」
長男は、言いました。
”が~ん”となる次男。
しかし、ここは、兄弟平等に。家のしきたりは、絶対に。
ということで、次男も
「オムチャレ1!やっていきたいと思いま~す♪」
無駄にテンションの高い母に冷ややかな視線を送り、渋々オムツを履いておりました。やっぱり、ムーニーのビックサイズで。
6歳、4歳、2歳が全員オムツ履いてる!
オムツ代がかかるという事を忘れ、母は、やっぱり後ろで笑いをかみ殺しました。
現在、7歳、5歳、3歳。
やっぱり、オムチャレやってます。
7歳、5歳、ビックサイズ履けてます。細身なんで。
事もあろうに、3歳児の三男、この3か月、一度もおねしょしておりません。
「もう、パンツ履いて寝る?」
と三男に聞くと、彼は、首を振り、
「いや、オムツでいいよ。」
と答えました。
そして、三男は、
「オムチャレだ!」「今日からパン入だ!」
とやってる兄達に、温かな眼差しを送りました。