前回はこちら。
こんにちは。
ナショナル・ギャラリーでターナーの絵を見て以来、すっかりターナーのファンになってしまいました。
ロンドンで他にターナーの展示がないかと調べたところ、テート・ブリテンに大量に展示されてると知り、早速行ってみました。
テート・ブリテンへ
テート・ブリテンはバッキンガム宮殿の南側、ミルバンク地区のテムズ川沿いにあります。
最寄駅はVictoria線のPimlico駅。駅構内から案内があるので迷うことはありません。
駅からは徒歩5分くらい。道中はロンドンの高級住宅街という感じの閑静な住宅街です。
テムズ川沿いにあるギリシャ神殿風の建物がテート・ブリテンです。刑務所の跡地に建設されたそう。
垂れ幕にデカデカと書いているように、入場料は無料です。
内部の装飾も美しいです。
テート・ブリテンは16世紀から現代までのイギリスに関する美術品を多く展示しています。
ターナーの作品は専用のウイング、クロエ・ギャラリーに集められています。
ウィリアム・ターナー (J. M. W. Turner)
ターナーの展示室があるウイングにやって来ると、まずは自画像にお迎えされます。20ポンド紙幣の肖像にも採用されています。
展示室は複数あり、それぞれテーマがあります。日曜の11時頃ですがかなり空いていました。
気になった絵を年代順に並べてみました。初期は写実的なものが多いですが、だんだんモヤモヤしてきて境界が曖昧になっていくのがわかります。
ジョン・コンスタブル (
John Constable)
コンスタブルは19世紀のイギリスの画家で、ターナーと並んでイギリスを代表する風景画家です。雲の描写が細かくて素敵ですね。
ジョン・エヴァレット・ミレー (Sir John Everett Millais)
『オフィーリア』はシェイクスピアの戯曲『ハムレット』に登場するデンマークの貴婦人オフィーリアの最期を描いた作品。
その他のイギリス美術たち
ホイッスラーは19世紀後半のアメリカ人画家で、主にロンドンで活動しました。
『青と銀のノクターン - チェルシー』はテムズ川にかかるバタシー橋から見えるチェルシーの景色を描いた作品。筆を横に長く走らせることでテムズ川の静かな流れを表しているのが面白かったです。
その他、絶対王政時代の肖像画がすらり。この辺はかけ足で…。
以上、テートブリテンの紹介でした。午前中に行くと人も少なく、とても落ち着いて鑑賞することができました。ターナーを観たい方におすすめです。
ではまた。