🇲🇹#3 マルタ コミノ島
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こんにちは、イギリスから行く5泊6日ノープラン家族旅行、今回はマルタで最も美しいと言われているコミノ島について。
コミノ島はマルタ島の北にある小さな島で、ほぼ無人の島です。手付かずのため透明度が高く、ボートが浮いているように見えるほど。マルタの海の虜になった我々は地中海の宝石と呼ばれるコミノ島の海をどうしても見たくなってしまった。
コミノ島へは、マルタ島北端のChirekawa (チレカワ) 港からフェリーが出ている。St. Julianからチレカワはバスで1時間くらい、タクシーなら30分くらいの距離。今回はタクシーで行くことにした。この選択が後で大変な結果になるのであった……。
運転手さん、ちょっと運転が荒いけど、郊外に出たら一本道。ゆっくり景色を楽しもうと思ったとき、気づいてしまった……。娘の顔が青白くなってることに。生あくびもしてるし。
あーこれ無理そうだな、運転手さんに車止めてもらおうと思ったその時、堤防は無惨にも決壊するのでありました……。
とりあえず車を止めてもらい全員降りて、シートを確認したらやっぱり付いちゃってました。確実にこちらが悪いので、クリーニング代はいくらと聞いたところ、Uberの本部に聞くから待てと言われ、車外で待機することに。木陰はあったものの、ずっと外にいると暑く、いつ結果が出るかわからないのを待ち続けるのも辛かった。
もうお金を言い値で払うから早く車乗せて〜と思って財布を開いたら、現金が€50しか入っていないことに気づく。イギリスではほぼ100%カード決済で、マルタも都市部ではそうだったので現金を全然用意してなかった。あかんやん。
20分くらい待ってやっと話がついたらしく、運転手さんに呼ばれた。クリーニング代はUber社ではなく運転手さんに直接€40払えとのこと。ギリ足りた……。しかも€50を渡す時、『俺これしかキャッシュないのよね』と言うと€10返してくれた。神かあなたは……。
さて、気を取り直してコミノ島へ。この時点で僕と妻はだいぶゲンナリ (娘はゲッソリ) していたが、まだ島に着いてさえいないのである。
コミノ島へのフェリー乗り場はチレカワバスターミナルから1kmほど離れたMarfaというところにある。タクシーで行くならリビエラリゾートホテルに向かうとよい。
マルタ島の北端に着いた後、左に行くとチレカワ、右に行くとマルファというT字路になっている。ゲ○騒動で集中力を使い果たし、何も考えずに左にいってしまう。途中で気づき、運転手さんに『ごめん、逆だったわ!戻って!』と素知らぬ顔で言うと、はいよ、と引き返してくれた。どこまで優しいんだ君は……。
運転手さんにはあまりに色々してもらって申し訳ないので、Uberの支払いの時にチップ€20つけといた。本当にいい運転手さんでよかった。見た目は刺青入りまくった厳ついお兄ちゃんだったけど。
タクシーを降りると、ホテルの向かいに小さな小屋がある。遊園地のチケット売り場よりずっと小さく、警備員の詰め所みたいな感じである。看板がなかったら見逃すところだった。
正直ここでカードが使えなかったらそこで終了だったが、幸運にも使えた。しかも今から出航するからすぐ乗れ、と待ち時間ゼロで出発。
20分ほど波に揺られて、ついにコミノ島に到着!ホテルを出発して2時間くらい、精神的にはたいへん疲れた移動だったが、コミノ島の海を見るとそんな疲れもいつのまにか吹き飛んでいた。
船着き場周辺は人が多かったので、少し離れてゆっくり海に入れるところを探すことにした。砂浜は船着き場にわずかにあるだけで、他は岩が切り立った感じになっていて、海に降りられる限られた場所にはパラソルが乱立している。
少し歩いて、ちょっと開けたところに空いているパラソルがあった。ここをキャンプ地とすることに。
さて、早速海に入ろうと思ったが、ここからがまた大変だった。海に入るためには滑りやすく崖のように急な道を降りていかないといけないのである。しかも3歳児を抱っこしながら。
海に入ったら入ったで、足がつかないところが多く、泳ぎが苦手な妻や子供たちが沈まないようにするのが一苦労であった。泳げない人にはなかなかハードルが高い。
2時間くらいあちこち泳ぎ回り、そろそろ帰る時間。島の高いところにあるトイレに寄ったら、そこからの景色が絶景だった。ただの公衆トイレなのに…!
船着き場まで戻ってくると、相変わらずの人だらけでした。朝より午後の方が混んでる気がする。
帰りは波が高くて転覆するかと思うくらいでした。何から何までワイルドな島だった…。
コミノ島の海は本当に綺麗で、地中海の宝石と呼ばれるのも納得の美しさだった。ただ、小さな子連れや泳ぐのが苦手な人が泳ぐのはちょっと危ないなと思う。それでもあの美しい海は一見の価値があり、ぜひ実際に見て欲しいと思います!
前日に思いついた割にちゃんと楽しめてよかった…。みなさんはちゃんと計画して行きましょう笑。
つづく
次回はマルタの首都ヴァレッタに行きます。
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