IMAXで観る鬼滅の刃はやっぱり凄かった。
「鬼滅の刃 上限集結、そして刀鍛冶の里へ」が凄かった。
アバンタイトルは炭治郎立志編を「紅蓮華」で、無限列車編を「明け星」で振り返るという粋な演出。
本編は遊郭編の第十話と、第十一話、そして初公開となる刀鍛冶の里編の第一話という構成である。
一年前にテレビ放映された遊郭編では、その戦闘シーンの圧倒的な画力に息を呑んだ。
「このシーンがIMAXで放映されるなら、どんなに凄いシーンになるだろうか。」
この夢想が一年後に現実となったのだ。行くしかない。
予想通り遊郭編の戦闘シーンは、IMAXの映像美とハイクオリティサウンドで、これでもかという大迫力。
その剣戟と鬼のぶつかり合いたるや、息もつかせないシーンの連続になっていた。
加えて、Aimerの「残響散歌」を、高音質で二度も堪能できるのだ。
そして私が一番感動したのは、IMAXスクリーンいっぱいの無限城。
美しく、妖しく、どこまでも続く無限迷宮。
原作は全巻読んでいるため、「あ!ここはあの戦いの舞台になる部屋だ!」という気づきもあり、ワクワクしてしまう。
あたかも自分自身がその空間に迷い込んだようで、圧巻としか言いようがない。
「鬼滅の刃」のクライマックスである無限城編を、劇場版で、それもIMAXで観たい!と思ったのは私だけではないと思う。
無限城編がもし映画化したら、日本アニメ映画史に残る伝説になるだろう。
そんな予感がしてならない。
「幸せかどうかは自分で決める。大切なのは今なんだよ。」
(竈門禰豆子 遊郭編 第十話より)
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