凄い男のエリックドルフィーには参ったしか言えない
エリックドルフィ―と言う人はとてつもなく凄い人だと思います。
このアウトツウランチを聴くと特にそう思います。
この曲を聴くと何故か変な気持になります。
エリックドルフィ―は基本的には4ビートを奏でます。
たまには、変拍子になることもあります。
しかも突然です。色々なところでアクセントが入ります。
しかも其の上で、物凄く自由に動き回ります。自由であって気持ちが良くなります。
縦横無尽で駆け抜けて疾走する様は本当に気持ち良くなります。
いつもの馬の嘶きのバスクラが聴こえますが、それにとても硬いビブラフォンの音と、同じく幾何学的なペットの音が、まるでカンデンスキーの絵を見るかのように奏でられます。ジャケットをみると外出中(Out to Lunch)と言っておきながら時計は針が多すぎて戻り時間が何時か分かりません。
まるで不思議な国に迷いこんでしまったようです。ブルーノートという名門レコード会社です。スイングジャーナルという雑誌には何度も登場し、ジャケットも物凄く印象に残っております。
4ビートを刻んでおりますから、これは恐らくジャズであると思いますが、そんなことはどうでも良くなってしまいます。
フリージャズと言われようがなんと言われようが、エリックドルフィ―はエリックドルフィ―だなーと思います。すごい男がいるもんですね。
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