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1960年代初頭のビル•エヴァンス

50年代のビル・エヴァンスについては、下記をご覧下さい。

さて、60年代のビル・エヴァンスですが、色々なことが沢山あります。ありすぎて、全てを網羅出来ませんので最初にお断りしておきます。従いまして、60年代の初頭、しかもリバーサイドのスコット・ラファロとの共演の話だけになります。
最初に何故、オーネット・コールマンなのかとなりますが、このアルバムに実はスコット・ラファロが参加をしているのです。このアグレッシブなところの片鱗がビル・エヴァンスに繋がっていると思えるからです。

そして、スコット・ラファロとの最初のレコーディングとなります。

初期のとてもアグレッシブなビル・エヴァンスを聴くことができます。
ただ、私はジャズでは、演奏場の雰囲気も味わいたいのでライブ版が大好きです。この頃のライブ版としてバードランドのものがあります。

次のスタジオ録音は下記になるのですが、これには逸話があります。このアルバムは勿論素晴らしいものです。ただちょっとおとなしめの感じがしない訳でもありません。このレコーディングの時に、スコット・ラファロが愛用のウッドベースを修理に出していたそうです。その為かスコット・ラファロ自身が控えめな演奏になってしまった。と言う話です。それが、ビル・エヴァンスを含めたトリオ全体に影響を与えたという都市伝説があります。

そして、私が大好きなビレッジバンガードのライブ版となります。このアルバムは、ライブハウスでのおしゃべりやグラスの音なども聞こえて、とても気楽な感じがして、演奏者自身も気楽な演奏をしてるような印象を与えてますが、演奏自体は物凄く当時としては進歩的で芸術性としても最高峰と私は思っており、その二重性に、全く驚くばかりです。


この二枚のアルバムは、とても素晴らしいのは当然ですが、私が愛聴しているのは、下記のコンプリート版です。ライブ感を更に充実させています。

それに、一曲目、厳密には二曲目となるのですが、音が途中で消えます。iTuneのダウンロードを失敗したのかと思いダウンロードをやり直しましたが、同じ状態だったので調べてみると録音中に停電になったらしです。このアルバムにはそれを忠実に再現してくてれいます。驚きです。
ジャズって楽しいですね。

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