「活動的生」第一章人間の被制約性 2.活動的生という概念
活動は生命維持の必要性に解放されているという意味での自由である。更に哲学者にとっては政治的活動からも解放される。
観想的生は、真理を前にしての絶対的静止を求める。伝統的に見ても上下の身分において観想に認められてきた優位が、活動的生の内部でのもろもろの文節化や区分をぼやけさせ、看過させてしまっている。
活動的生に含まれるさまざまな活動は、観想的生の根本関心事より上位にあるわけでも下位にあるわけではない。
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